【洗濯機?手洗い?】クッション・ぬいぐるみの洗濯方法を紹介!
クッションやぬいぐるみの洗濯方法はご存知ですか?きれいに見えても意外と汚れていたり、菌が繁殖していたりします。こまめに洗濯したいですが、洗い方や頻度を知らない方も多いはず。この記事ではクッションやぬいぐるみの洗濯方法などを説明していきます。
最終更新日2020.12.31
クッションの洗濯の頻度は?
普段来ている洋服は、自宅で洗濯しますよね。クッションやぬいぐるみはコインランドリーやクリーニング店にもっていかないと洗濯できない、と思っている方も多いのではないでしょうか?洋服よりは気を使わなければいけませんが、自宅で洗うこともできます。洗い方や干し方、洗う頻度について勉強していきましょう。
クッションはどれくらいの頻度で洗濯するのがベストなのでしょうか?使いかたによって、洗う頻度も変わってきます。
毎日枕代わりに使う場合やクッションを抱いて食べ物を食べる場合などは、週に一度は洗うようにしましょう。とはいっても、クッション本体はなかなか洗いづらいと思いますので、洗えるクッションカバーをしておいて、カバーのみを洗うようにすればこまめに洗いやすくなると思います。皮脂や汗、汚れなどがつきますし、ダニの繁殖も心配ですので、こまめに洗って清潔に保つようにしましょう。
インテリアとして置いてあるだけのクッションであれば、そこまで頻繁に洗う必要はありません。3ヶ月に1度くらいで大丈夫でしょう。
洋服や下着のように毎日洗うのは難しいと思います。とはいえ、菌が繁殖していたり汚れが溜まっていたりするので、除菌スプレーをしたりして清潔に保てると良いですね。
クッションの種類別洗濯方法
クッションには様々なタイプのものがありますが、それぞれどのように選択すれば良いのでしょうか?クッションのタイプは「ポリエステルの綿・パウダービーズ」「ダウン・フェザー素材」「綿花素材」の三つに分けることができます。それぞれどのような洗い方をすればいいのか、見ていきましょう。
ポリエステルの綿・パウダービーズ
ポリエステルやパウダービーズは3種類の中でも比較的安価な素材です。洗濯機で丸洗いできますが、この素材ならではの注意点もあります。
状態をしっかり確認してから洗濯
洗濯機に入れるときには、布地が破けていないかしっかり確認しましょう。もし破けているものをそのまま洗ってしまうと、パウダービーズが散らばって大惨事に…。静電気でいたるところにくっつくので掃除もとても大変ですので、注意してください。
洗剤は使用しても大丈夫ですが、乾燥機は控えてください。このタイプは熱に弱いです。乾燥させる場合は形を整えて平たい場所に置くようにしましょう。パウダービーズは洗濯ばさみなどでつるして干しても大丈夫ですが、綿の場合はつるしてしまうと綿が寄ってしまいます。
パウダービーズって何?
MOGU バタフライクッション 本体(カバー付) (OR オレンジ) 838520
参考価格: 3,080円
ポリエステルの綿は、皆様が思い浮かべるようなふわふわな綿のことです。綿はだれでもすぐに想像できると思いますが、パウダービーズ、と聞いてどんなものかパッと思い浮かばない人もいるのではないでしょうか?よく、「もちもちクッション」なんていう名前で売られているクッションがありますが、それがパウダービーズのクッションです。
最近では、サイズは大きめでソファに分類されるようですが、素材としてはニトリや無印良品から発売されている体にフィットするソファが、中身がパウダービーズになっています。気持ち良すぎて動く気がなくなってしまうことから、人をだめにするソファともいわれています。筆者はまさにその通りになりそうなので、絶対買わないと心に誓っています(笑)
また、yogiboというお店は、パウダービーズのクッションやソファの専門店となっています。ショッピングモールなどに入っていることがあり、店舗にたくさんの商品が並んでいて実際に触ることができるので、気になる方はぜひ、行ってみてください。
ダウン・フェザー素材
ダウンはコートや掛布団、フェザーは枕やクッションに向いています。配合量で弾力なども変化します。手入れもしやすく、扱いやすい素材です。
やさしく洗濯するのが基本
洗濯機で洗う時にはネットに入れたり、洗濯機のモードを手洗いやソフトに設定するなど、優しく洗うようにしてください。洗剤も柔軟剤も使用してかまいません。洗濯が終わったら中綿の寄れを直して形を整え、優しく脱水してください。
ダウンやフェザーは乾燥機を使用することができます。しっかり乾燥しておかないとにおいのもとになるので注意しましょう。
ダウンとフェザー
ダウンとフェザーの違いって分かりますか?
ダウンは「羽毛」のことで、ニワトリではなく水鳥の胸に生えているものです。芯がなくタンポポの綿毛のようにふわふわです。1羽から5~10g程度しか採取できないといわれていて大変貴重なもの。吸湿発散性に優れていて、軽くて空気をたくさん含んでいます。
フェザーは「羽根」のことです。赤い羽根募金を知っていますか?小学校などでよく赤い羽根を配られたと思いますが、それを想像していただくとわかりやすいと思います。ダウンとは違って、芯が1本通っています。芯が通っている分弾力性があり、クッションなどが型崩れしづらいという特性を持っています。
綿花素材
綿花素材は、洗濯機も乾燥機も使用できません。水を吸うと塊になってしまうためです。乾燥機にかけると中身が偏ってしまいます。洗うときは手洗いで、ぬるま湯をためて力をこめずに優しくもみほぐすように洗いましょう。洗剤や柔軟剤は通常のものを使用できます。ふんわりさせたい場合は特に柔軟剤の使用をおすすめします。
乾燥するときは乾燥機にはかけず、平らな場所に置きましょう。脱水をしっかりしても、天気がいい日でも3日以上かかります。直射日光を避け、風通しのいい場所に1週間程度干しておくといいかもしれません。
クッションカバーは?
ほとんどのクッションカバーは通常通り洗濯機で洗えることが多いです。素材によって多少の違いはあるので、タグを確認してそれぞれに合った洗濯方法で洗いましょう。
洗濯した後のクッションの干し方
洗ったクッションの理想の干し方は、風通しのいい場所で平置きして陰干しです。「平干し専用ネット」というものもありますので活用してください。干す前にかたよりを直してから干すようにしましょう。平置きの場所を確保するのが難しい場合は洗濯ばさみでつるして干すこともできますが、平干しよりもかたよりやすいので、何度か向きを変えるようにしてください。
しっかり乾燥した後に大きく振ってあげると、空気を含んでふわふわに仕上がるのでおすすめです。
低反発素材
クッションやまくらで低反発素材のものがあります。タグを確認して、「ウレタンフォーム」だった場合は洗濯することができません。カバーを洗濯したり、除菌スプレーをしましょう。
ウォッシャブルウレタンフォームの場合は洗濯できます。手洗いがおすすめですが、洗濯機で洗う場合はバスタオルでくるんでネットに入れて、型崩れしないように洗いましょう。洗濯機を使う場合も、脱水は手でしましょう。ねじらずに、水気を押し出すようにして脱水します。
低反発素材の乾燥方法
低反発素材に使われているウレタンフォームは大きな注意点として、天日干しできません。紫外線で劣化してしまうので、陰干しで乾燥させます。また、洗濯ばさみで挟んでつるしてしまうと重みでちぎれてしまうこともあるので、枕専用のハンガーを使うと良いでしょう。支えがあるのでちぎれる心配がありません。洗濯かごをの上で陰干しするのも1つの方法です。
ぬいぐるみも洗濯出来る?
お子さんがいらっしゃる家庭には必ずと言っていいほどある、ぬいぐるみ。子供が遊ぶものですから、特に汚れやすいと思います。それに、子供に持たせるからには清潔に保っておきたいですよね。安心してください、コインランドリーやクリーニング店に行かなくても、ぬいぐるみも自宅で洗濯できます。安心してお子さんに持たせるには1月に1回くらいの頻度で洗うことをおすすめします。
ぬいぐるみの洗濯方法
ぬいぐるみは基本的には手洗いとなります。また、色落ちしやすいものもあるので注意しましょう。まず洗う前に、洗剤をつけた布でぬいぐるみの目立たない部分をこすります。布に色がつくようなら色落ちしてしまうので、洗濯はやめましょう。
色落ちしないことが確認出来たら、自宅でも洗うことができます。ぬいぐるみが入る桶などに水を入れて浸して、洗剤を入れます。粉洗剤の場合は溶けやすいようにぬるま湯がベスト。優しく揉みこむように洗って、細かい部分はブラシなどで洗います。汚れのひどいところは洗剤を直接つけて洗いましょう。
洗い終わったら、大量の水でしっかりすすいでください。この時も溜めた水で洗い流すと良いでしょう。
洗濯した後のぬいぐるみの干し方
ぬいぐるみも、基本は平置きの陰干しです。干す前にタオルにくるんで洗濯ネットに入れて、1分以内で脱水をかけます。長時間かけすぎると型崩れしてしまうので、短時間にしてください。
しっかり乾燥しないとカビの原因になりかねないので、感想には細心の注意が必要です。
まとめ
クッションやぬいぐるみの洗濯方法、お分かりいただけたでしょうか?洋服の洗濯とは違い、やさしく洗ってやさしく脱水、平置きで陰干しというのが鉄則のようですね。触るだけでなく、顔をうずめたりすることも多いでしょうから、常に清潔に保っておきたいものです。ぜひ、活用してみてください。