ドライブレコーダーのWDR・HDR機能とは何?必要性や違いについてご紹介

車用品であるドライブレコーダーですが、事故やトラブの際の証拠映像として主に使われています。ドラレコの製品について調べていくと「HDR」や「WDR」という見慣れない表記があり、何を示しているのかわからないと思うので詳しくドライブレコーダー等について説明していきます。
最終更新日2020.07.12
ドライブレコーダーのWDR・HDRって何?
この記事を見てくださっている方々は自分の車にどのようなドライブレコーダーいわゆるドラレコを装着されているでしょうか?昨今のニュースをみているとあおり運転など運転中だけでなく、止まっている時にもトラブルが起こっているため大切な車を守るためには必要なものとなっているのではないでしょうか?
私もよく調べていますがどういった商品がいいのか、選ぶ基準は何なのか、値段は?など疑問だらけであるためよくいろんなサイトをチェックしています。その中でWDRとHDRといった見慣れない文字が出てきました。
ドラレコにはその商品の機能を表す「水平画角120°」「駐車機能付き」などの言葉が添えてあり、なんとなくイメージはできるかと思います。WDRやHDRは良く分からない言葉で一見何のことかわかりません。
簡単に説明するとWDRもHDRのどちらも逆光補正機能のことです。
カメラなどを普段から触る方であればここでピンとくるかもしれませんが普段触らない方はまだよくわからないと思います。車やバイクでの走行時トンネル出口を出ると太陽がまぶしくて思わず目を閉じてしまった経験はないでしょうか?
この現象がドラレコの画像でも起こります。特に安いドライブレコーダで起こりやすいです。その逆光がカメラに映ると白飛びや黒つぶれなどが起こります。WDRやHDRはそのような白飛びや黒つぶれを防ぐ機能になっています。このようなせっかくの事故現場を捉えた映像でも黒つぶれや白飛びが起こると証拠映像とならない場合があります。
そのため、この機能がないとせっかくドラレコを装着しても意味がない場合があるためしっかりとWDRやHDRがしっかりと表記され、搭載された商品を選ぶようにしましょう。紹介している本人もドライブレコーダーを探しているので2020年におすすめの機能を紹介していきます。
WDRとHDRの違い
WDRやHDRはカメラにも搭載されています。メーカーによって2つの技術に関する見解が違うためHDRの機能を持っていてもWDRと打ち出しているものもあったりします。WDR機能は明るさを調整して、明暗差のついた見やすい画像にすることであり、HDR機能とも呼ばれたりします。
それぞれにやはりメリット、デメリットがあります。WRDはWide Dynamic Rangeという広く映すという意味を示します。このダイナミックレンジは広いという意味であり、幅が狭いと明るいところは白くなりすぎて、暗いところは黒くつぶれてしまします。この数値を表すものがデシベルです。
同じ映像・画像の中で明るいところ暗いところを両方どのくらいはっきりと映すことができるのかを表す単位です。WDRは白飛びも黒つぶれもしにくい映像を映すということになります。WDRもHDRも同じような機能ですが若干違いがありますがあまり明確には示されていません。
「WDR」や「HDR」は黒つぶれ・白飛びを防ぐ機能
上記で記載したようにドラレコに搭載されているWDRやHDRは重要な事故の現場を捉え、その証拠映像ともなるためこれらの機能が搭載されたものをぜひとも選びたいものです。カメラなどを普段とっていると白くぼやけてしまったり、真っ黒になりせっかくとった写真が台無しになることがありませんか?
これと同じような現象が動画などの映像でも起こります。しかし、WDRやHDRの機能が搭載されたものを使用すると逆にこれらを利用してより鮮明な映像として捉えて映し出すことができる可能性があります。
WDRやHDRが搭載されていないモデルとは記録画像の差がハッキリ
HDRやWDRが搭載されていないような旧モデルのドラレコと比較すると逆光補正がいかに重要なのかが分かります。防犯目的で主に使用されますがもちろん趣味でドライブ映像を楽しむ際や最近流行りのユーチューバーなどでは必須の商品となるのではないでしょうか。
その際に、ナイトドライブや夕日の撮影などで大きな効果を発揮するでしょう。
WDRやHDRの違いははっきりとしていませんが様々なドライブレコーダーを比較して検討して購入できるようなサイト、価格ドットコムなので商品を探してみましょう。
WDRの仕組み
WDRはダイナミックレンジが広いという意味であり、白飛びも黒つぶれも起こりにくい映像が取れることがメリットです。具体的にこのWDRの機能が無い機種よりも倍の数のコマ数を撮影して、明るさと暗さの画像を取りそれを見えやすい部分に合成する方法が一般的だそうです。
気になる方はWDRで調べてみると色んなサイトが出てくるので気になる方はぜひ調べてみてください。
しかし、どれも難しく記載してあるのでわかりづらいと思います。
HDRの仕組み
HDRとはHigh Dynamic Rengeの略であり、もともと補正の技術のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)と比較すると高いレベルのダイナミックレンジを表現できる技術です。HDR映像は明るい部分と暗い部分どちらの階調も犠牲にすることなく、自然にリアルな描写が可能となることが非常にメリットです。
しかし、メーカーや製品によってはこの合成する方法ではなく、撮影した1つの映像のコントラストを落として明るすぎる部分を暗くするという機能をHDRと謳っているしまっているものもあるため良く確認する必要があります。
ドライブレコーダーのWDR・HDR機能はどっちが良いの?
ドライブレコーダーにはWDRとHDR機能の両方を兼ね備えたものも発売されており、コムテックやユピテルの製品では多いです。様々なサイトを調べていくとWDRとHDRのものを実際に比較している動画もあります。
その中で映し出される映像では、トンネルを抜けた直後の映像は多少WDRの方が白飛びが強いようになっており、製品によっては多少WDR設定にすると映像が全体的に暗くなります。少し暗くなってきた夕暮れ時などでは見えにくいようなことも起こります。
どちらか片方の機能しかない場合で考えると、実際の映像を見たり、ネットのレビューなどの口コミをよく見てからどの製品を購入するか検討するといいと思います。
今までの話を少しまとめるとトンネルなど高速道路をよく通行する場合などは、黒つぶれ、白飛びを軽減できるWDR、HDRどちらかは必須だと思います。これらがなければ映像がぼやけてしまったりして、せっかく撮った映像が台無しになってしまうことも考えられます。
ドラレコで映像を撮影する目的のほとんどはトラブル時の車のナンバーなどを判別する証拠にすることだと思います。
まとめ
今回ドライブレコーダーの細かい部分を紹介してきました。暗所に強いHDR、WDRは映像の色飛びや黒つぶれを減らして夜景や逆光の場面で見やすい映像を残すことができます。特に上の方でも紹介していきましたが、夜間のトンネルやドライブなどでその効果を発揮します。
トンネルもそうですが、山岳地域など山間などに住んでおられる方は必須の選択ポイントとなるのではないでしょうか。ドライブレコーダーは前後に設置することが多く、車内の配線を少しでもスッキリさせたい方は1台で前後の撮影が可能な360°撮影可能な全天球型もあり、前後だけでなく左右の状況も撮影可能なものもあります。
ドライブレコーダーは液晶付きのものとそうでない液晶なしのものもありますが、おすすめは液晶付きのドライブレコーダーです。液晶がルームミラーの横にあると追加モニターが付いているみたいで運転している時も気持ちがいいと思います。
今回は様々なドライブレコーダーを紹介してきましたがネットなど通販で購入される際はWDR,HDRの記載を確認してからの購入をお勧めします。