AQUOS Zeroのレビューまとめ【軽い/メリット/デメリット】

2019年4月発売の「AQUOS Zero」は、超高性能ハイエンドスマホとしておすすめの人気SIMフリーモデルで、6.2インチという大画面ながらも世界最軽量という軽さが特徴です。今回は、そんなAQUOS Zeroのレビューやおすすめポイントをまとめていきます!
最終更新日2020.11.30
AQUOS Zeroを選ぶメリット/魅力
シャープ製Androidスマートフォン「AQUOS Zero SH-M10」は、国内キャリアのスマホらしく、高性能・ハイスペック・高価な値段であることが特徴です。しかし、このAQUOS Zeroはそれだけでなく、シャープ自社製造初の有機EL(OLED)ディスプレイの採用や、146gという世界最軽量の軽さが最大の特徴でもあります。Androidユーザーであれば誰しも一度は購入選択の一つになるAQUOSだけに、その注目度や口コミ、評価の高さはなかなかのものです。
その他にも、AQUOS Zeroをおすすめするポイントはたくさんあります。今回は、そんなAQUOS Zeroの特徴やスペックをレビューとしてお伝えしていきます。国内キャリアのSIMフリースマホを探している人は特に必見・おすすめです!
AQUOS Zeroの特徴!
まずは、「AQUOS Zero」の特徴について探っていきます。口コミや評価をもとに、レビューとしてまとめます。
特徴① 6.2インチの大画面と、わずか146gの軽量さ
先ほどもお伝えしたように、このモデルの最大の特徴なのが、6.2型という大きなディスプレイにも関わらず、約146gという本体重量の軽量さです。スマホにはバッテリーも装備されているため、そこを加味しても約146gという軽さは圧倒的な数値を誇ります。他の同サイズ・同タイプのスマホと比較しても、世界最軽量といっても過言ではありません。
最近、国内のハイエンドモデルスマホは若干本体サイズが大きくなってきていて、その分重量も重たくなってしまうのが難点です。その点、AQUOS Zeroはデモ機と勘違いされるほどの軽量さと、約8.8mmという本体の薄さにより、ポケットに入れてもまったく違和感のないコンパクトさを感じることができます。
参考までに、同時期に発売された他機種の重量は以下の通りです。
機種名 | 画面サイズ | 重量 |
---|---|---|
AQUOS zero | 6.2インチ | 146g |
iPhone XS | 5.8インチ | 177g |
iPhone XS Max | 6.5インチ | 208g |
Xperia XZ3 | 6インチ | 193g |
Galaxy S9 | 5.8インチ | 161g |
iPhone 11 Pro | 5.8インチ | 188g |
iPhone 11 Pro Max | 6.5インチ | 226g |
特徴② シャープ初!自社製有機ELディスプレイを搭載
AQUOS Zeroには、シャープ自社製の有機ELディスプレイが初めて搭載されています。WQHD+、解像度1440×2992ピクセルの6.2型サイズの大画面に、切り欠けであるノッチを採用。全体になだらかな曲面であるのが特徴的です。
従来のシャープ製のスマホは、滑らか表示と省電力が特徴の「IGZO液晶」を搭載したモデルが多く、自社製・国産性の有機ELを搭載したのはこのAQUOS Zeroが初であり、また、画面全体を曲げているのも珍しく、数少ない貴重な設計・仕様となっています。
6.2型という大画面であるにも関わらず、驚くほどの軽量さゆえに、スクロールなどの片手操作も楽々行えます。ただし、画面が曲がっていることにより、タッチ感度もかなり良くなっているため、文字入力に関しては両手による操作が無難です。指ではなく手のひらなどに反応して誤入力をする可能性も考えられ、注意が必要です。
特徴③ ボディ構造や素材が良い
背面のアラミド繊維素材パネルは、手の脂がつかず、いつまでもサラサラな状態で快適に使用することができます。そして、側面のフレーム構造についても、フレームの真ん中に凹みがある独自のデザイン・ラウンドフォルム形状になっているため、指にひっかけやすくて持ちやすい仕様となっています。
そのため、ゲームやカメラ撮影のために本体を横持ちをした場合に、凹みに指が収まることで、安定感やグリップ感が増し、振動やブレなどを抑える効果が期待できます。
特徴④ 指紋認証・顔認証を搭載
最近では当たり前になっている、生体認証も搭載しています。精度の高い端末背面の指紋認証と、端末を持った時に画面が自動で点灯する機能が便利な顔認証の2パターンです。どちらも良好であり、素早いロック解除が可能です。なかなか解除できずイライラしたり、ロック解除に失敗するといったこともなく便利に使えます
特徴⑤ おサイフケータイや防水・防塵に対応
SIMフリースマホというと、近年は中国製の中華スマホをはじめとする海外スマホが人気ですが、海外スマホにはおサイフケータイ機能も防水機能も非対応であることがとても多いです。その点、AQUOS Zeroは、おサイフケータイにも防水に対応していて、キャッシュレス決済が普及しつつある現代において、おサイフケータイ機能の搭載はとても便利で外せないおすすめ機能です。
また、防水機能も同様に、防水機能があることで、使用する場所や突然の雨にも対応できます。入浴時や調理時などはもちろん、いつ、突然来るかわからないゲリラ豪雨などのときにも、防水機能があるとないとでは全然安心感が変わってきます。
特徴⑥ ハイエンドプロセッサ「Snapdragon 845」搭載
AQUOS ZeroのCPUには、ハイエンドプロセッサーの「Snapdragn 845」が搭載されています。6GBのメインメモリを搭載し、性能+軽量という組み合わせにより、「フォートナイト」や「PUBG MOBILE」といった人気のサバイバルゲームなどにも十分対応できます。本体スピーカーも高音質なので、音を楽しむゲームにも最適です。
AnTuTuベンチマークは28万点以上
スマホやPCに搭載されたハードウェアやソフトウェアの動作速度と性能の評価基準で・ベンチマーク(AnTuTu7)は、総合スコア約28万3225点、3D(GPU)スコア約12万7181点という結果であり、ミドルレンジ最上位という評価となっています。
参考までに、AnTuTu7の点数別スコア一覧は以下の通りです。
AnTuTu7 | ハイエンド | ミドルレンジ最上位 | ミドルレンジ上位 | ミドルレンジ | エントリー |
---|---|---|---|---|---|
スコア | 総合 約36.2万点 GPU 約15.7万点 |
総合 約16.5万点 GPU 約4.7万点 |
総合 約13.5万点 GPU 約2.9万点 |
総合 約8.6万点 GPU 約1.8万点 |
総合 約7.1万点 GPU 約1.2万点 |
AQUOS Zeroの使い方/注意点
メリットや魅力だけでなく、AQUOS Zeroを購入する上での注意点やデメリット部分についてもご説明します。
注意点① やや物足りないバッテリー容量
4000mAh〜5000mAhの超大容量バッテリー搭載が増えている中で、AQUOS Zeroのバッテリー容量は3130mAhというやや物足りない数値です。CPU・SDM845は省エネで超高性能であるため、バッテリー容量3130mAhで連続待受時間555時間というのはどちらかといえば普通の状態ですが、本体重量を最軽量にするため、バッテリー容量が抑えられた感が否めません。
注意点② カメラ性能は微妙
定価で9万9880円もするAQUOS Zeroですが、カメラの実性能には「微妙」との声が多いです。もちろん、普通に撮影する分には十分な性能ではありますが、今はもっと格安なのにカメラの性能も良く、それ以上の価値を感じる機種も数多く登場してます。
「SHARP」「AQUOS」というブランド力は強力ですが、ダブルレンズやトリプルレンズは非搭載であったり、背景ぼかし機能はインカメラのみであったりと、値段や他社製品と比較すると、やや妥協点であることはあらかじめ念頭に入れておきましょう。
注意点③ microSDカードとイヤフォンジャックは非対応
microSDカードとイヤホンジャックは非対応です。microSDカードがないため、写真や動画などのデータはこまめな管理が必要です。ストレージ容量が128GBもあるので、ちょっとやそっとではいっぱいになるということはありませんが、万が一オーバーしてしまう場合は、あとで追加増量することは不可ですので注意しましょう。
イヤホンジャックが搭載されていないのもデメリット面です。本体の薄さを追求した結果排除された機能といえます。せっかくCPU的にゲームがサクサクと動いたとしても、遊べる場所が限られてしまうのは残念なところです。
AQUOS Zeroのスペック一覧
最後に、AQUOS Zeroのスペックをまとめます。
名称 | AQUOS zero SH-M10 |
メーカー | SHARP |
リリース | 2019年4月 |
サイズ | 154mm×73mm×8.8mm |
重さ | 146g |
ディスプレイ | 6.2インチ 有機EL、Corning Gorilla Glass 5 |
解像度 | 1440×2992、WQHD+、画面比18.7:9 |
CPU | オクタコア2.6GHzx4+1.7GHzx4 |
メモリ(RAM) | 6GB (UFS Type) |
ストレージ | 128GB(microSDスロット無) |
バッテリー容量 | 3130mAh(USB Type-C) |
充電時間 | QC3.0対応充電器だと155分 |
OS | Android 9.0 |
SoC | Snapragon 845 |
本体カラー | アドバンスドブラック |
カメラ性能 | リアカメラ:2260万画素 インカメラ:800万画素 |
センサー | 指紋認証、顔認証 |
その他機能 | 防水・防塵 おサイフケータイ対応 ハイレゾ対応 顔認証・指紋認証 インテリジェントチャージ エモパー かんたんホーム 自動画面点灯 ワンセグフルセグ未対応 |
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AQUOS Zero
参考価格: 69,566円
発売日 | 2019年4月 |
---|---|
サイズ | 154×73×8.8mm |
重さ | 146g |
ディスプレイ | 6.2インチ 有機EL |
解像度 | 1440×2992 |
CPU | オクタコア2.6GHzx4+1.7GHzx4 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
バッテリー | 3130mAh |
まとめ
けして安くはない高級値段のスマホのAQUOS Zeroは、確かな性能とブランド力、そして特徴ともいえる軽量さを強みに、今後ますますの進化が期待されます。国内のSIMフリースマホを狙っている人には、ぜひともおすすめしたいハイエンドスマホです。
なお、新品ではどうしても手が出せないという場合には、中古での購入もおすすめです。値段も半額以下に抑えられていますので、とりあえず試してみたい人や、中古でも十分!という人にはおすすめです。中古での購入もご検討ください。