簡易エアコンおすすめ人気12選【簡易クーラー/小型/冷房/比較】

簡易エアコン（簡易クーラー）と言っても定義があるわけではなく、一般的に壁用エアコンよりも安価で手軽に空気を冷やせるもののこと言います。と言っても幅は広く、窓用エアコン、冷風機、冷風扇などが該当します。

ここでは簡易エアコンを「移動して利用できる、周りの空気よりも涼しい風を送ることができるスポットクーラー」と定義して紹介していきます。

ですので、部屋全体を冷やす能力は持っていませんが、風に当たれば涼しく感じることができるアイテムです。特に一人暮らしや一人部屋で利用するにはコストも掛からず手軽に利用できる人気のある製品です。

簡易エアコンは、エアコンの冷気が届かないような場所に持ち運んでスポット的に利用することができます。

キッチンでの火を使った調理はかなり熱が籠もり暑くなります。そんな時片隅に簡易エアコンを置いて涼しい風を自分に向けて送れば、エアコン以上の効果を発揮します。

また、書斎で読書や仕事をする時、子供部屋で子どもが勉強するときなどにも、優しい風を送ることができる簡易エアコンはよく利用されておすすめです。

持ち運べる簡易クーラーとして、冷風機と冷風扇の選び方を紹介します。自分の想像する生活スタイルに合わせて選びましょう。

簡易エアコンと一口に言っても、タイプが２つあります。ここでは冷風機と冷風扇の違いについて簡単に紹介します。

壁用エアコンの室内機と室外機を一体化して移動できるようにしたものです。普通のエアコンと同様にコンプレッサーで冷気をつくる、冷却能力の高い製品です。

しかし、部屋全体を冷やすものではありません。背面からは暖気が排出されますので、背面を外に向けるかダクトで暖気を室外へ導いて利用します。

屋外の作業等にも便利に使える簡易エアコンです。家庭用のものには暖房機能、除湿機能、衣類乾燥機能がある年中使える製品もあります。

冷風扇は水が水蒸気になる時に空気中の熱を奪う（気化熱）性質を利用して冷気をつくっています。ですので、冷風機が除湿しているのに対して、冷風扇は加湿をしています。

冷風扇は仕組みが簡単ですので、電気代もあまり掛かりません。安い製品から多くのメーカーから数多くのライナップがあります。

涼しい風に当たって体を冷やすタイプの簡易クーラーです。タンクに水や保冷剤などを補給する必要があります。

ここではタイプのうちの１つ、本格的に冷たい空気を送り出すことができるスポットクーラーである冷風機の選び方を紹介します。

冷風機は本体から暖気が排出されますので、その処理方法を考えておきましょう。家庭用のものには排気ダクトと窓からダクトを出すためのパネルが同梱されいます。

パネルの設置は自分ででき、工事は不要です。また、ダクトをそのまま外に出したり、本体の排気口を室外に向けたりしての利用もできます。

室外で利用する場合は排気を考える必要はありませんので、安心して使うことができますよね。

冷風機はエアコンの室内機・室外機一体型ですのでどうしても動作音が大きくなります。特に業務用に開発されたものは、冷却能力は高いですが、動作音が大きいものが多いです。

一般家庭の室内で使うのであれば、静音タイプのものをおすすめします。特に寝室での利用を考えて見える方は騒音レベルの確認は必須です。

音がほとんどしないものを考えて見える方には冷風扇をおすすめします。

冷却能力はkWという単位で表示されています。数値が大きいものほど冷却能力が高くなります。ただし、冷却能力が高いと動作音も大きくなりますので、そのバランスでの選択となります。

室外で利用する時には運転音をあまり気にすることがありませんので、業務用の冷却能力の高いものがおすすめです。

冷却器の場合は、一般のエアコンと同じ様に水を排出します。エアコンの場合はドレンホースを通して室外に輩出しています。

冷却器の場合、設置した床から外へ流れればドレンホースで流すことができますが、条件的に難しく、本体内に溜めておくかポリタンク等に溜めておくのが普通です。

ノンドレン方式は、溜まった水を本体内で気化させ、排気とともに外に放出する仕組みで、溜まった水を捨てる必要がなく、手間のかからないおすすめの方式です。

冷風機には様々な機能が搭載されています。冷風はもちろん、温風、除湿、空気清浄など四季を通して利用できる製品があります。コロナの製品には衣類乾燥などの機能も搭載しています。

冷風扇にはタワー型と卓上型があり、価格的にはタワー型は1万円以上、卓上型は数千円からあり、様々なメーカーが製造販売をしています。気になる動作音がしないものがほとんどです。

卓上型は小型・軽量で持ち運びも簡単にできます。タンク容量が小さいものが多く長時間の利用には向いていません。また、風量も弱いため近くに置いて個人用などとしての利用が多いです。

タワー型はサイズは大きくなりますが、タンク容量も大きく、比較的長時間の利用に耐えられます。移動させるのにはキャスターが付いていると便利に使えます。

タンクに水の代わりに保冷剤も入れられるタイプのものであれば、水よりも更に涼しい風が出てきます。保冷剤が付属しているものであれば、保冷剤のサイズも考える必要がありません。

また、氷を入れられるものもあります。少しでも涼しい風を期待する方にはおすすめです。

冷風機ほど目立った機能はありませんが、機種によって細かな機能の違いがあります。一番良く使うのがタイマー機能で、設定時間などの機能を確認することをおすすめします。

また、温風モードがあるもの、就寝時のモードがあるもの、リズム風の機能があるものなどがあります。自分に合った機能が搭載されているものを探しましょう。

冷風扇では水を入れるタンクとフィルターの清掃が必要です。清掃せずに使っていると、雑菌やカビが繁殖し、臭いが発生したり健康を害したりする原因になります。

タンクやフィルターが簡単に取り外せ、できる限り清掃しやすいものをおすすめします。また、タンクも取り外せ蛇口から直接給水できるタイプが便利です。

家庭用の冷風機を扱っている「ナカトミ」と「コロナ」、冷風扇を多くライナップしている「山善」を紹介します。

長野県上高井郡高山村に本社を置く1955年創業のメーカーです。業務用の空調機器を中心に事業展開をし、使いやすさ・品質にこだわることをコンセプトとしています。

生産拠点を海外に置き、コストを抑えていて業務用の冷風機を幅広く手掛けており、そのノウハウで移動式エアコンを手掛けています。

1937年に石油ストーブ製造から始まった新潟県三条市に本社を置くメーカーです。現在では暖房機器以外にも、空調・家電機器など幅広い事業を展開しています。

冷風機というジャンルではなく、冷風・衣類乾燥除湿機として「どこでもクーラー」をラインナップしています。

型番数値の前に「F」がついたものは家電量販店向けの製品で、除菌・脱臭シートが搭載さたものです。全て日本製です。

1943年創業の大阪市に本社を置く大手専門商社です。数多くの事業の中に家庭機器事業があり、商社・メーカーの２つの機能を活かした幅広い商品ラインナップを持っています。

特に扇風機のラインナップは豊富で、その中でスリムファン、冷風扇などがあります。冷風扇ではタワー型を多くライナップし、様々な機能を持った冷風扇があります。

どんな基準で簡易エアコンを選べばいいかがわかったところで、ここではおすすめの人気商品を12個紹介します。

移動できる本格エアコンの冷風機、エアコンの風が苦手な人や電気代を抑えたい人に適したタワー型冷風扇、自分のためだけの持ち運びが簡単な卓上冷風扇。

目的や用途によっていろいろな選び方ができる簡易クーラーです。部屋全体の冷房には適していませんが、スポットクーラーとしてはとても優秀な製品です。