スタイリングのとき髪が痛みにくいヘアアイロンの温度とは?徹底解説

スタイリングのとき髪が痛みにくいヘアアイロンの温度とは?徹底解説

髪に熱を与えることで巻き髪やストレートヘアを作ることができます。コテやアイロンを普段から愛用されている方も多いのではないでしょうか?しかし、使用後に枝毛などになり、髪の傷みに驚く方も多いでしょう。今回は髪のダメージが少ない温度などをご紹介していきます。

マリーさん
ライター

マリーさん

猫と一緒に暮らす大阪人。美術館・水族館でまったりするのが好き。ガジェット好きでゲームやドライブ、釣りなど多趣味。どうぞよろしくお願いします!

記事の目次

  1. 1.アイロンの熱でなぜ髪が痛む?
  2. 2.アイロンで髪の形が変わる理由は?
  3. 3.アイロンを低温にしたら傷まないの?
  4. 4.髪質に合わせたおすすめの温度
  5. 5.コテやアイロンを使用する前に髪に何かをつければいいの?
  6. 6.まとめ

アイロンの熱でなぜ髪が痛む?

コテやアイロンの熱が髪に与える影響には、大きく分けて2つあります。1つ目は乾燥によるキューティクルへのダメージと2つ目は高温などによるタンパク質の熱変性(タンパク質)があります。

乾燥によるダメージは髪表面を覆っているキューティクルが剥がれたり傷んだりすると枝毛や切れ毛の要因となり、コテやアイロンによるスタイリングだけでなくドライヤーやブラッシングでも剥がれたり傷ついたりします。

キューティクルは濡れると開く性質があり、逆に乾いている時は閉じることで髪の内部の成分や水分を守る役割があり、ほとんどがタンパク質で出来ている髪の毛は熱を与えすぎると固まってしまい、空洞ができ髪が濡れるたびにキューティクルが開いて髪内部の水分や成分が流出します。

このことをタンパク質の熱変性といい、タンパク質の熱変性は髪が乾いた状態だと約130度ぐらいの温度から髪が濡れている場合は約60度程度〜熱変性が始まります。ドライヤ―などの温度設定も細かくしてください。

アイロンで髪の形が変わる理由は?

髪の毛はアミドペプチド結合、シスチン結合、水素結合、イオン結合という4つの結合があり順番に強い結合です。パーマはシスチン結合を外し再結合することで髪の形が変化します。良く起こる枝毛などの髪の状態はアミド結合が切れてしまった結果起こっていると考えらます。

アミド結合は一度切れてしまうと元には戻せないので注意が必要です。少しそれてしまいましたが、ヘアアイロンやドライヤーなどで形が変わる仕組みの1つに水素結合を外して再結合させることです。

水で濡らすと癖が元に戻ったといったことは良く起こるのではないでしょうか?例えば、汗をかいてしまって伸ばした髪が戻るなどです。髪が水分を含んだ状態にドライヤーやヘアアイロンなどで熱を加え髪を伸ばすと水分がなくなり、水素結合が結合してきます。そのため温度設定が重要です。

アイロンを低温にしたら傷まないの?

アイロンやドライヤーなどは130度を超える高温になると痛むし、それ以下であれば痛まないです。そので痛まないセット方法を検討してみることが重要です。

200度を超えてしまうと髪のキューティクルは再生不可能になるので剛毛の方も注意してください。毎日ヘアアイロンをするとキューティクルが剥がれてしまい、髪から煙が出てチリチリになることがあります。

しかし、コテやアイロンを髪にあてた時発熱部分は冷えた髪に熱が奪われるので約50度ほど温度が下がります。極端に低温でスタイリングした場合、同じ毛束に何度もアイロンを通すことになります。

結果的にダメージにつながる恐れもあります。しかし、低温だと朝から晩までキープされない巻き髪・ストレートヘアになってしまうこともあります。

髪質に合わせたおすすめの温度

髪質に合ったおすすめの目安の温度があるので簡単にが紹介します。あくまで目安なので過信しないように気を付けてください。

髪の具合やストレートのキープの具合をみながら150度をスタートにしてそれぞれぴったりの温度を探していくことが重要です。

癖が強い、髪が太い、ヘアカラー、パーマ未経験の方は180度がおすすめです。これらの髪質の場合は低温でスタイリングやセットをすると何度も同じ場所にアイロンを通すことになるので痛む可能性があります。

ダメージが目立つ、湿気の影響を受けやすい、毛が細い方は150度がおすすめです。これらの髪の方は髪内部の水分の保持が少ないので温度も低めでセットするなど方法を考える必要があります。

コテやアイロンを使用する前に髪に何かをつければいいの?

髪のダメージを考えてコテやアイロンを使用する前にアウトバストリートメントやヘアオイルを塗っている方も多いと思います。

しかし、水分量が多く髪をしっとりさせるタイプのようなアウトバストリートメントの場合、濡れ髪や湿り髪にアイロンやコテなどを使うことになります。髪が濡れている時はキューティクルがはがれやすくなっています。

また、タンパク質の変性は髪が濡れていると60度ぐらいから始まるので水分が多い、髪をしっとりとさせるタイプのアウトバストリートメントを使用したドライヤーできちんと乾かしてから使用することをお勧めです。

ヘアオイルなどの髪をしっとりとさせるケアをする時にも注意が必要です。ヘアオイルの油分が髪内部の水分を飛ばすことを阻害し、巻き髪やストレートヘアをうまく作れず熱を与える時間が増えてしまう可能性もあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?髪の水分がある状態で乾かすことはもちろん、髪にヘアオイルなどを塗った後に乾かす時やヘアスタイルをセットする方法にも気を使う必要があります。

ヘアオイルなどを塗布するタイミングはヘアスタイルを作った後に塗ることをお勧めします。また、髪をしっとりさせながらヘアアイロンなどを通す際はスチーム機能などを使いながら水分を飛ばしすぎないことをお勧めします。

ヘアアイロンやコテの温度もそれぞれの髪に合わせて適した温度で通すようにして綺麗な髪を維持できることを願っています。

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