トリートメントとコンディショナーの違いとは?正しい使う順番をご紹介

シャンプーの後はトリートメント?コンディショナー?何をどう使ったら良いのか、悩んでしまいますよね。そこで今回は、トリートメントとコンディショナーの違いについて説明させて頂きます。また、使うタイミング、使い分け方、頻度などの使い方にも触れたいと思います。
最終更新日2020.11.30
トリートメントとコンディショナーは役割が違います!
シャンプーの後に使用する、トリートメントとコンディショナーには役割の違いがあります。
トリートメントには、髪の毛の内側に栄養成分を浸透させ、健康にする役割と髪の毛のダメージを補修する役割があります。スキンケアでいうところの美容液や保湿クリームのような役割があります。
そして、トリートメントには洗い流すタイプものと洗い流さないタイプものがあります。洗い流すタイプは、髪全体にトリートメントをまんべんなく行き渡らせるメリットがあります。洗い流さないタイプは、乾いた髪の毛にも使える、部分使いができる、というメリットがあります。
全体のヘアケアに洗い流すタイプのトリートメントを使う、紫外線やドライヤー等から髪の毛を守るために洗い流さないタイプのトリートメントを使う、など用途に応じて、使い分けるケア方法もあります。
コンディショナーは、髪の毛の表面ケア、という役割があります。髪の毛の表面を保護して、キューティクルを整えてくれます。同時に、傷みを防ぎながら、髪の毛の表面を滑らかにし、指通りを良くします。(ちなみに、リンスの役割は、髪の毛の表面の保護のみ、です。)
主な役割
- シャンプー:髪の毛・頭皮の汚れを落とす
- トリートメント:髪の毛の内側からダメージを補修
- コンディショナー:髪の毛の表面を保護、キューティクルを整える
- リンス:髪の毛の表面を保護
どの順番で使えば良いの??
これが正しい順番です!
- 1番目:シャンプー
- 2番目:トリートメント
- 3番目:コンディショナー・リンス
シャンプーで髪の毛や頭皮の汚れを洗い流した後は、トリートメント、次に、コンディショナーの順番で使用します。
トリートメントの成分が髪の毛の内側に浸透し、栄養を与え、ダメージヘアを内側から補修したところで、コンディショナーをすると、トリートメントで与えられた栄養を閉じ込めながら、髪の毛の表面を保護します。
- トリートメントは髪の毛の内側を補修する
- コンディショナーは髪の毛の表面をコーティングする
トリートメント・コンディショナーのどちらかだけでもOK!
正しい順番について、説明しましたが、トリートメントとコンディショナーの両方を毎回、使わなければいけない、ということではありません。両方を使用した方が髪の毛に潤いを与え、髪の毛が健康になります。ですが、髪の毛の状態によっては、トリートメントだけでも良いですし、コンディショナーだけでも良いです。
トリートメントとコンディショナーの使い分けについて、以下のCheck Pointにまとめたので、参考にしてみて下さい。
使い分けと頻度について
- 普段:シャンプー→コンディショナー
- 傷みがある場合など:シャンプー→トリートメント
- 傷みがある場合など:シャンプー→トリートメント→コンディショナー
- コンディショナーの頻度:シャンプー後に毎日使うのがおすすめ
- トリートメントの頻度:メーカーによって違うので、確認してから使いましょう
トリートメント・コンディショナーを正しく使いましょう
以下のポイントに気を付けましょう!
- 製品に表示されている使用方法を守る
- 髪の毛の中間から髪先につける
『トリートメントを髪の毛に長時間塗布すると効果がより高まる』と思っている方もいるかもしれません。ですが、長時間の塗布は、逆効果になることもあるので注意が必要です。
また、コンディショナーは髪の毛の表面をコーティングすることが主な役割です。ですので、塗布時間が長くても、髪の毛の深層部までは浸透しません。塗布したら、すぐにすすぎましょう。
トリートメントの塗布時間、コンディショナーの分量などは、製品に表示されている使用方法を守りましょう!そして、トリートメントやコンディショナーを塗布する際は、髪の毛の中間から髪先につけるようにしましょう!
頭皮には、あまりつかないように気を付けて下さい。頭皮に残っていると、油分のバランスが崩れてしまい、毛穴の詰まりやかゆみなどの原因になってしまうことも。トリートメント・コンディショナーともに使用後は、きちんと洗い流しましょう。
市販のトリートメント・コンディショナーの選び方
それでは、市販のトリートメント・コンディショナーを選ぶ際のポイントについて、紹介していきたいと思います。
髪が柔らかい・傷んでいる場合のトリートメントは??
トリートメントには、髪の毛を柔らかくする成分が入っています。そのため、柔らかい髪質の人には、しっとり系のトリートメント、洗い流さないオイルタイプのトリートメント、がおすすめです。
また、髪の毛に傷みがかなりある人には、トリートメントの効果が期待できないこともあります。そのような場合には、美容院でのヘアケアとホームケア(トリートメント等)を併用してみましょう。
基本的には『ノンシリコンタイプ』がおすすめ
市販のトリートメントやコンディショナーを選ぶ時のポイントは、できるだけナチュラルなものを選ぶことです。自然由来のオーガニックタイプ、ノンシリコンタイプ、が当てはまります。
ノンシリコンタイプは、髪にボリュームを出したい人、髪の毛が細い人、頭皮がべたつきやすい人、に特におすすめです。
また、カラーやパーマをする前の1週間は、ノンシリコンタイプを使用すると、その後の持ちが良くなります。(シリコンには、髪の毛を保護する作用があるため、薬剤が浸透しにくくなってしまいます。一方、ノンシリコンタイプには、その心配がありません。)
シリコン入りがおすすめの場合もあります
シリコンには、髪の毛を保護・コーティングする作用があります。そのため、タオルとの摩擦、ドライヤーの熱などから、髪の毛を守ってくれるメリットがあります。髪の毛に傷みがある人、毛量が多い人、ドライヤー・ヘアアイロンを毎日使用する人は、シリコン入りがおすすめです。
まとめ
まとめ
- トリートメント:髪の毛の内側に浸透し、ダメージを補修する
- コンディショナー:髪の毛の表面を保護し、キューティクルを整える
- 使う順番:①シャンプー→②トリートメント→③コンディショナー
最後に、一つだけ、注意事項をお伝えしたいと思います。実は、トリートメントとコンディショナーの定義について、メーカー間で統一されておりません。ですので、製品表示などで特徴・効用をよく確かめてから、製品を選びましょう。自分でなかなか判断がつかない場合には、髪の毛のプロである美容師さんに相談してみるのもおすすめです。
自分の髪質に合ったトリートメント・コンディショナーを見つけ、正しい使用方法で、美しい髪を目指してみませんか?