除草剤おすすめ人気ランキング10選【子供/ペットでも安全な除草剤】

庭や畑の厄介者といえば、採っても採っても生えてくる雑草です。その度に手作業で抜く人も多いと思いますが、夏の暑い日や、冬の寒さに凍えることなく、簡単に除去してくれるのが、今回ご紹介する除草剤です。その除草剤には、雑草の除去だけでなく、生えてくるのを予防してくれる効果もあり、日頃から雑草について悩んでいる人にはぜひともおすすめしたい商品です。

そこで、まずは除草剤の選び方についてご説明します。除草剤は、目的別によってタイプが分かれ、また、雑草が生えてくる場所によっても、専用の物があります。以下で詳しくご説明していきます。

雑草の生え予防をしたい場合には「粒剤タイプ」がおすすめです。粒剤タイプは「土壌処理剤」とも呼ばれ、雑草の根や芽の発芽や成長を抑制するものです。粒状なため、誰でも簡単に撒きやすいというメリットがあり、耕したばかりの畑や、既に雑草を取り除いたあとの庭などに効果的です。

なお、この粒剤タイプは、土が湿っているときに使うとより効果的です。湿り気によって成分が地中に染み込むことで、発芽前の雑草の茎や芽に吸収しやすくなります。逆に、土が乾燥していると、成分がうまく染み込まず、効果の方も薄くなってしまいます。粒剤タイプで予防する場合には、あらかじめ土をホースやじょうろの水で濡らしてから使うようにしましょう。

気になる効果の持続期間は、約6～9か月です。

粒剤タイプとは逆に、すでに生えている雑草を除去する場合には、即効性の高い「液剤タイプ」がおすすめです。除去したい場所に散布することで雑草を枯らし、素早い処理効果を発揮することから「茎葉処理剤」とも呼ばれ、価格は粒剤タイプよりも安めです。

この液状タイプには、希釈（薄める）が必要な「原液タイプ」と、希釈不要な「希釈済みタイプ」の2種類があり、希釈が必要な原液タイプは、雑草の種類によって濃度を替える必要があり、少々面倒に感じる工程もありますが、希釈できる分コスパに優れ、広い空き地や畑などで使いたい場合には、この原液タイプの使用がおすすめです。

なお、液剤タイプは粒剤タイプと違い、水に弱い性質があります。雨などで雑草が濡れていると、その分効果が薄れてしまいます。なので、風雨のある日は避け、天気の良い日を選んで使うようにしましょう。気になる効果期間は、即効性がある分、粒剤よりは短めです。

ボトルに散布用ノズルやスプレーノズルが付いている商品を使えば、均一な散布・噴霧ができるほか、嫌な液だれに悩むこともありません。

粒剤の「土壌処理型」と、液剤の「茎葉処理型」を併せ持つ除草剤が「ハイブリッドタイプ」です。即効性・持続性ともに優れ、「すぐに雑草を処理したいし、効果も持続させたい」という人には打ってつけの次世代型商品です。

ただし、処理したい雑草の大きさの目安があり、だいたい30cmぐらいまでの雑草であれば向いていますが、それ以上大きな場合は、ハイブリッドよりも液剤タイプがおすすめです。さらに、土壌処理型の粒剤の「長く土壌に成分が残る」という特性上、花や農産物の育成への影響が考えられるため、花壇や畑での使用はできないという制限もあります。

芝生に生えた雑草のみを取り除いてくれる、芝生専用の除草剤もあります。キレイな芝生に通常の除草剤を撒くと、せっかくの芝生まで枯れさせてしまいますが、芝生用の除草剤を使用することで、芝生は残し、雑草のみに効果を発揮してくれます。

芝生の成長に合わせた除草剤もありますので、芝生の雑草の処理に困っている人は、まずは芝生専用の除草剤を見つけ、タイプや効果・持続期間などをよく確認してから購入するようにしましょう。なかには、肥料が入っているものもあるので、芝生の生育を兼ねている商品を探してみるのもおすすめです。

畑や庭だけでなく、駐車場にも雑草は生えます。駐車場は敷地が広い分、雑草が生えてしまうとどんどんと生い茂り、虫問題や景観問題など、様々なトラブルの元にもなってしまいます。とはいえ、広い駐車場の雑草を延々と採る作業はしんどい…。

そんな場合には、除草剤の散布も含めた雑草の除去対策があります。「イタチごっこ」と諦めてしまう前に、以下の方法で駐車場の雑草除去対策を行ってみてください。

伸びに伸びた雑草を一度全部除去し、その後に「土壌処理剤」である粒剤除草剤を撒きます。そうすることで、土壌に浸透した成分が効果を発揮し、その箇所での雑草生育を阻害してくれます。さきほどもお伝えしたように、粒剤には約6か月以上の持続性があるので、一年に二度ほどの処置をすることによって、駐車場を雑草の繁殖から防いでくれます。

今すぐにでも除去したい場合には、即効性のある液剤タイプが効果的ですが、持続性がない分、すぐにまた生えてきてしまうという問題があります。粒剤タイプは効果が出る前に時間を要しますが、だいたい一週間もすれば効いてきます。

駐車場にコンクリートを敷くことも有効的です。なかには、コンクリートやアスファルトからたくましく伸びている雑草もありますが、土に比べれば全然マシな方です。コンクリートにすることで、見た目も良くなり、地盤の強度も増しますが、なんといっても、雨のときの泥濘がなくなり、その度に靴やズボンをグチャグチャになったり、車のタイヤの汚れや泥ハネ、轍などで嫌な思いをしなくて済むようになります。雑草も生えて来なくなり、まさに一石二鳥です。

コンクリート施工には、場所や費用の問題などがあり、誰でも簡単にできるかといえばそうではありません。そこでおすすめしたいのが、砂利やバークチックを敷くことです。バークチップとは、主に松の樹皮をはぎ、砕いて加工したもので、色やその形状から、庭のおしゃれなアクセントとして人気があります。

バークチップも砂利も、ホームセンターに行けば気軽に購入することができ、施工技術も必要としないため、誰でも簡単に雑草対策をすることが可能です。しかし、それでも完璧な雑草対策とはいえず、砂利やバークチップの間から、チラホラと生えてくることも少なくありません。

そこで、大いに役立つのが防草シートです。雑草を除去し、キレイになった地面の上に防草シートを敷き、そしてその上から砂利やバークチップを被せるように入れていきます。そうすることで、雑草の成長を促す日光を遮り、雑草の伸びを抑える、というのがこの仕組みです。

小さなお子さんやペットがいる場合、除草剤を使いたくてもなかなか使えないという人も多いのではないでしょうか。お子さんと庭で遊んだときに、無意識に触ったり口に入れてしまったりする可能性や、飼い犬や飼い猫が舐めてしまう可能性は大いにあり、そのことによって起こる事態を考えると、除草剤の使用は敬遠しがちです。特に、粒剤タイプの場合は、犬や猫のフードに形が似ているため、誤飲してしまう可能性もあります。

そのような事を防ぐために、お子さんやペットがいるご家庭用には、天然由来成分のみで作られた除草剤がおすすめです。健康に無害な成分のみが入っているため、万が一舐めてしまっても安心です。通常、除草剤の使用には、手袋やマスクなどのガードが必要ですが、このタイプの除草剤であれば、その用意も必要ありません。それぐらいに安心・安全なタイプの除草剤です。

農耕地に除草剤を使用する場合には、「農薬登録」がされている除草剤でなければなりません。除草剤は、土壌の環境汚染の心配がないかを検査し、その除草剤を使ったあとで農作物を作り、摂取しても問題がないかを確認し、安全が認められたもののみを農薬登録しています。また、使用量が決まっているため、農耕地に除草剤を使う場合には、必ず農薬登録の有無を確認するようにしましょう。

仮に、農薬登録のない除草剤を農耕地に使用した場合には、農薬取締法違反となり、3年以下の懲役、あるいは100万円以下の罰金が科せられます。なお、これは農耕地だけでなく、家庭菜園や自宅の庭、ゴルフ場や公園などの芝地、花壇や植栽木など、人の手によって栽培や管理されている植物がある場所でも同じです。

逆に、非農耕地用の場合には、購入者が間違えないように、農薬ではないことを表記することが義務化されています。購入する際には、それら表記をしっかりと確認するようにしましょう。

では、ここから除草剤の人気おすすめ10商品をご紹介していきます。数ある人気商品の中から、厳選してお伝えします。

除草剤というと、あまり良いイメージがない人もいるかもしれませんが、今回ご紹介した除草剤の成分、とくに液剤タイプには、土に浸透したあとで微生物によって分解される「グリホサート」という成分が使われているため、土にも環境にも優しく、そして使う人にも優しいということがわかりました。しかし、それでも除草剤の取り扱いには、手袋やマスクの着用は必須です。

健康面・安全面に十分配慮した上で、除草剤を使うようにしましょう。どの商品にも注意事項が記載してありますので、必ずよく読んだ上でご使用ください。

最後に、塩による雑草の除去についてお伝えします。よく「雑草には塩を撒くと良い」という話を聞きますが、確かに塩を撒くことで、雑草は見事に枯れます。しかし、これは塩による「塩害」なだけで、枯らすだけなら効果的であっても、その土壌の成分までも破壊し、土壌そのものをダメにしてしまいます。

土壌には、目に見えない微生物や成分があり、そのおかげで土は豊穣となります。これらが破壊されると、土壌としての機能を失い、庭や畑の場合は農作物や草花の不作、そして土地の場合は土地価格の下落や価値を無くしてしまうことになりますので、塩による雑草の除去はご注意ください。