イヤホンの左右の違いや簡単な見分け方・確認方法をご紹介!
イヤホンを使うとき、何気に発生するのが左右の確認作業です。大した手間ではありませんが、簡単に見分けることができれば、もっと楽になりますよね。今回は、そんなイヤホンの左右の簡単な見分け方・確認方法をご紹介します。左右のそもそもの違いについても詳しくご説明します。
最終更新日2020.12.19
なぜイヤホンには左右の向きがあるのか?
そもそも、なぜ、イヤホンには「左(Left)」と「右(Right)」があるのでしょうか。
イヤホンは左右関係なく両方同じでは?と思い、誰しも一度は左右関係なく耳に差したことがあるかと思いますが、明らかに違和感がありますよね。
まずなぜイヤホンには左右の向きがあるのか紹介します。
イヤホンの左右が違う理由① 音楽を忠実に再生するため
昭和生まれの方には懐かしいかもしれませんが、昔は音楽を聴くといえば、だいたいのご家庭でステレオが主流でした。このステレオにはスピーカーが当然ついているのですが、音というのはその左右のスピーカーから出ていました。しかし、スピーカーから出てくる音は左右で微妙に違います。
音楽は、正面左側から高い音、そして右側から低い音を聞くことによって、ハーモニーとして聞き取れます。また、曲によっては、演奏者のいつもの立ち位置に合わせて、音の配置もされてたりします。
そういったことを、ステレオのスピーカーは忠実に再現していたのです。その再現力は、イヤホンも同様です。なので、イヤホンは左と右でわかれ、そして出てくる音も違うという訳です。ヘッドホンの場合も同様です。
イヤホンの左右が違う理由② 装着を安定させるため
イヤホンといえばコードがつきものですが、コードは体に対して、左側に伸びることが多いですよね。これは、右利きの人を考慮して、コードを左側に垂らすことで、利き手の動きを妨げないという狙いがあります。
コードが引っかかったり、邪魔になったりするとイヤホンもつけていられなくなります。そういったことから回避するため、そして安定した装着をするために、イヤホンに左右の識別をつけた、というのが二つ目の理由です。
しかし最近では、左右に識別されていないイヤホンもあったり、そもそもコードが煩わしい人には、Bluetoothのイヤホンなどが人気です。
イヤホンの左右の見分け方・確認方法
次にイヤホンの左右の見分け方をご紹介していきます。
イヤホンの左右の見分け方① 「L」と「R」の文字を探す
これが一番早くて簡単な方法ですが、イヤホンをよく見ると、「L」「R」という文字が書かれています(もしくは刻印)。ちなみに「L」は「Left(左)」の略で、「R」は「Right(右)」の略です。どっちかわからないときには、サッと目を通すだけで一目です。
最近はユニバーサルデザインを意識して、表示ではなく、突起によってわかるようになっている商品もあります。ユニバーサルデザインとは、目が見えない人でもわかるように、デザイン上で配慮されているものです。
イヤホンの左右の見分け方② コードの長さの違いを見つける
万が一、イヤホンに「L」「R」の表記がない場合は、イヤホンコードの長さを見てみましょう。実はイヤホンのコードは、左と右で長さが違います。右が長く、左が短くてYのようになっているので、すぐにわかると思います。
たまに、コードのかけかたに違和感を感じたことはありませんか?きっとそのとき、左と右でコードが逆になっているはずです。違和感や不自然さを感じないときは、自然と左右の付け方があっている、ということです。
イヤホンの左右の見分け方③ サウンドテストを行う
YouTubeで公開されている「左右確認用音声信号」動画もおすすめです。
これは、PCやスマホにイヤホンを接続して行うサウンドテストです。イヤホンに限らず、ヘッドホンでも試せるため、コードの確認ができないヘッドホンには特におすすめです。この動画をイヤホンで聴けば、左右の違いが一発でわかるようになっています。
イヤホンの左右の見分け方④ 自分で印やマークをつける
どちらが片一方に、自分で印やマークをつけるのもアリです。もしかしたら、一番手っ取り早くて一番簡単かもしれません。参考までに、印やマークになるものをご紹介します。
- 色付きの輪ゴム
- マスキングテープ
- コードを束ねる用のマジックテープ
まとめ
最近では、左右で音の差がないヘッドホンなども登場しているようですが、まだまだそんなのはごく一部です。それに「使えればいい」ということで、ものすごくこだわりがある以外の方は価格の安い物を購入すると思います。
しかし、安い価格のイヤホン・ヘッドホンは、下手したら左右の表記すらないことがあるようで、表記確認ができないイヤホンの場合は、サウンドテストをするか、マスキングテープなどで印をつけてみる方法をおすすめします。
見た目はちょっと悪くなるかもしれませんが、一発で左右の違いが確認できて、ストレスなく使えるのであれば問題なし!です。でも、一番良いのは、イヤホン自体がもっとわかりやすくなることですね。
左右でコードの色が違ったり、イヤーピースの色が左右で違う、なんていう商品があればいいのに、と思います。いつかそんな商品が出るのでしょうか?もう出てる?色々と探してみるのも面白いかもしれませんね。
以上、「イヤホンの左右が違う理由と、その簡単な見分け方・確認方法」のご紹介でした。