イヤホンのハイレゾ対応は意味ない?ハイレゾと普通のイヤホンの違いとは?

ハイレゾロゴがついているイヤホンを紹介しています。ハイレゾロゴがあることにより品質の良いイヤホンだと勘違いされていますがハイレゾ対応じゃなく普通のイヤホンでも質の良いものは多くあります。今回、ハイレゾロゴや意味ない理由について紹介しています。
最終更新日2020.12.20
ハイレゾとは?
本記事ではイヤホンのハイレゾ対応について紹介していきます。「ハイレゾロゴ」を最近多くのオーディオ製品で見かけることが増えたのではないでしょうか。高音質なハイレゾ音源を再生できるオーディオ機器のみにしかついていません。
現在、日本国内で販売されているハイレゾロゴの商標権は「日本オーディオ協会」が所有しています。販売者や生産者が条件を満たし、自己申告をすることでハイレゾロゴを使用することができます。このロゴがあることで相応の品質を期待できます。
ハイレゾ対応であることで今までCDなどのメディアでは聴くことが叶わなかったアーティストの演奏の繊細な表現やライブの臨場感などが再現でき、より音楽が楽しめるようになります。そういった影響もあり最近ではハイレゾ対応のプレイヤーやスマホといったハイレゾ対応品が続々と発売されています。機種変更をきっかけにハイレゾ対応イヤホンに興味を持つ方もいるはずです。
ロゴで分かるハイレゾ対応製品の見分け方
実はハイレゾロゴはそんなに意味がないのです。冒頭でもご紹介した通り、自己申告でハイレゾロゴを申請するものです。ここではハイレゾ対応の定義を紹介します。
ハイレゾ再生に必要な要素は
ハイレゾ再生に必要な要素は下記です。イヤホンの音質は、サンプリング周波数が44.1kHzで、量子化ビット数は16bitです。44.1kHzのサンプリング周波数は、人間が耳で聴くことが出来るとされる高域上限の約20kHzをカバーします。
量子化ビット数の16bitは、サンプリングした音の大きさを「16bit=65,536段階」で記録できるという意味です。
ハイレゾ再生で重要な要素は 繊細な音を忠実に表現できる解像度や「質」です。なのでイヤホンにおけるハイレゾ再生はスペックなどでは意味がないということがわかります。
ハイレゾロゴが付いていない製品ではハイレゾ音源を聴けないのか?
実はハイレゾロゴは意味ないのです。ハイレゾロゴが無くてもハイレゾ対応のイヤホンは多く販売されています。ハイレゾ対応には実は意味ないことがわかります。
ハイレゾ「ロゴ無しイヤホン」で聴くハイレゾ音源
先程も紹介した通り、ハイレゾロゴは意味がないです。素晴らしいイヤホンでも、ハイレゾロゴを付けない場合もあるからです。また、特に耳に装着するイヤホンやヘッドホンの場合は、周波数特性として40kHzを必ずしもカバーする必要もないでしょう。
24bit化による音の強弱表現の豊かさは、ハイレゾ対応じゃなくても大抵のイヤホンやヘッドホンで体感できるはずです。したがって、普通のイヤホンなどとも大きな違いは無いと言えるでしょう。やはり自分が信頼しているメーカーのイヤホンで音楽を聴くことが一番ですね。
結局ハイレゾロゴは意味がない?
自身で情報を収拾したり、自身の耳で試聴してイヤホンの質を判断できるユーザーの場合、ハイレゾロゴは、それほど購買基準の大きな点にはならないでしょう。一方でハイレゾブームに乗り、市場には、「ハイレゾ対応」を謳って「高音質」を印象づけようとする粗悪な製品も登場しています。
イヤホンに詳しくない一般ユーザーは混乱してしまうでしょう。ハイレゾロゴは、ハイレゾを中心に新たなオーディオ市場を育成するため、一定の品質を満たす製品の目印あるいは目安として機能するのです。自身で音質の判断が付かない入門者にとっては、業界のお墨付きとも言えるハイレゾロゴの製品を選ぶのは安心です。
ハイレゾロゴが無くともハイレゾ対応イヤホンはあります。なので、初心者の方などにはハイレゾロゴは意味があることになりますが、詳しい方にはあまり意味ないものとなります。
まとめ
結論、ハイレゾロゴはあまり意味がなく、あなたが聴きたいものが「音」ではなく「音楽」や「曲」であればさほど気にする必要はないでしょう。普通のイヤホンでも音質のよい製品は多くあります。ハイレゾロゴに惑わされるのはなくあたが選ぶ基準をはっきりさせてイヤホンを選ぶといいでしょう。