人気おすすめの猫用シャンプー10選【大切な愛猫に】
猫の皮膚や被毛の健康を保つために必要な猫用シャンプー。人気商品や、人におすすめされた物を買ってみたけど愛猫に合わなかった…という経験はありませんか?
今回は猫用シャンプーの選び方とシャンプーのやり方や頻度、おすすめ人気の猫用シャンプー 10選をご紹介します。
最終更新日2020.12.23
猫用シャンプーで猫を清潔にしてあげよう!
猫にシャンプーは必要なの?と思う方はいませんか?猫は自分でグルーミング(毛繕い)をして清潔を保つ生き物なので、基本的には頻繁なシャンプーは必要ないとされています。ですが、外遊びを良くしていたり、老齢や体調不良でグルーミングが上手く出来ずに、舌の届かない場所にホコリや皮脂汚れが残ってしまい、皮膚病の原因になることも。
また、抜け毛を大量に飲み込んでしまうことで、体調不良になってしまうこともあります。シャンプーでグルーミングの手助けをしてあげることで、病気などの予防にも繋がります。大切な愛猫の健康のために、シャンプーで猫を清潔にしてあげましょう!
代用はなるべく避けて!猫用ものを使おう
猫のシャンプーをする時、めったに洗わないから代用品で人間用の刺激の少ないものならいいのでは?と思われる方もいるかも知れません。人間用のシャンプーにも低刺激のものはありますが、それでも猫には刺激が強く、人間用のシャンプーを使うと皮膚が荒れてしまう可能性があります。
他にも、食品用の重曹や天然素材で無香料の石鹸であれば代用可能なものもあると言われていますが、人間用の石鹸で洗うと猫の毛がゴワゴワしてしまうので、やめた方が良いでしょう。猫には猫用シャンプーを使いましょう!
猫用シャンプーの選び方
一言に猫用シャンプーと言っても、色々な種類のものが出ています。
では実際に選ぶ時、どのようなものを選べばいいのでしょうか。
オーガニックや無添加などの「低刺激」のシャンプーがおすすめ
猫の皮膚はとても繊細で、刺激の強いシャンプーで炎症を起こし、さらに炎症部分を掻きむしって悪化させてしまうことも。植物由来成分をベースにした低刺激性のシャンプーや防腐剤やアルコール成分が無添加のタイプ、オーガニック製品などがおすすめです。
※ただし、中にはオーガニック製品が合わなかったという子もいるのでご注意を。
ちなみに…
A.P.D.Cから販売されているオーガニックシャンプーです。天然成分100%で出来ており、初めて使う猫ちゃんでも安心して使うことが出来ます。推奨されているトリマーさんもいて、洗い上がりの手触りもふんわり滑らかになるのでとても人気のある商品です。
「消臭効果」があると臭い対策に
消臭効果のあるものなら、ニオイ対策にもなります。基本的に猫は体臭が少ない動物ですが、希に体臭が強い子もいます。他にも外遊びをしたり、粗相をしてニオイがついてしまう事もあり、その様な場合にも対策することが出来ます。シートタイプであればすぐにケアができるので、部分的なお手入れや短時間で対策をしたい時におすすめです。
猫のストレスの少ない「無香料」「微香性」【おすすめ】
猫は香りにとても敏感なので、無香料や微香性のものを選びましょう。猫は縄張りを管理するために自分の臭いを周囲につける習性があるため、自分以外の匂いは不快に近く、ストレスになります。人間にとっては良い香りでも、猫にとってはきつすぎるので、無香料など香りの少ない物をおすすめします。
種類で選ぶ
猫用シャンプーには、お湯で洗い流す一般的なシャンプーと、ドライシャンプーの2種類があります。それぞれについておすすめのポイントなどを解説していきます。
オーソドックスな「一般シャンプー」
一般シャンプーは通常のシャンプー同様、泡立てて洗った後お湯等で洗い流すタイプです。被毛の奥に溜まった頑固な汚れや菌もしっかり洗い流すことができるので、外遊びをしてひどく汚れた時や、皮膚にこびりついてしまった時におすすめです。
ノミ・ダニ用などを使えば、これらを弱らせてスッキリ洗い流すことが出来ます。古い角質を除去しやすくしてくれるシャンプー等を使えば、スキンケアにもなります。ただ、猫は水が苦手な子が多いので、水に慣れさせながら使うか、暴れてどうしようもない場合には水を使わないシャンプーをしてあげましょう。
水がいらない「ドライシャンプー」
ドライシャンプーは、水を使わずに液体や泡などで汚れを落とすことができるシャンプーです。お風呂嫌いな子や、老齢で負担をかけたくない場合、汚れた部分だけ綺麗にしたい場合などにおすすめです。また、体を濡らさずにシャンプー出来るので、寒い冬でも猫の体が冷える心配が少なくお手入れできるので、人気があります。
容量で選ぶ
容量に関しては、愛猫のシャンプーの頻度に合わせて選ぶのが良いでしょう。 頻度については後ほど解説していきますが、長毛種や毛がカールしている種類のように定期的にシャンプーが必要な場合は多めの物を、洗う頻度が年に数回と少ない場合には少ない物を、という風に選ぶと良いでしょう。
猫用シャンプーの人気おすすめランキング10選
それでは、ここからランキング形式で人気商品をご紹介していきます。猫ちゃんにぴったりなものを探して下さいね!
ペットキレイ のみとりリンスインシャンプー
参考価格: 675円
ノミ取り効果のあるリンスインシャンプーです。フェノトリンという薬用成分が含まれているので、ノミ・マダニをスッキリ洗い流してくれます。さらに、洗浄成分が100%植物生まれで弱酸性なので、皮膚の弱い子でもシャンプーしながら安心してケアができるのでおすすめです。
低刺激 | ○ |
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容量 | 550ml |
消臭 | ○ |
香り | グリーンフローラル |
用途 | 犬猫専用 |
ジョイペット 水のいらない泡シャンプー
参考価格: 460円
泡タイプで、水なしで使用出来るドライシャンプーです。猫が舐めても安心な食品成分100%で出来ていて、香りも無香料なので、香りが苦手な猫ちゃんにもストレスになりにくいです。
低刺激 | ○ |
---|---|
容量 | 200ml |
消臭 | ○ |
香り | 無香料 |
用途 | 猫専用 |
ペットキレイ 水のいらない リンスインシャンプー
参考価格: 385円
こちらも水なしで使用できる、泡タイプのリンスインシャンプーです。保湿剤も入っているので、肌を守りながら汚れやニオイを拭き取ることが出来ます。片手で使用出来るのが嬉しいというコメントも見られます。
超微香性という事ですが、口コミでは香りについて少しきつかったなどのコメントが見られるので、香りに敏感な子には強く感じることがあるかもしれません。
低刺激 | ○ |
---|---|
容量 | 200ml |
消臭 | ○ |
香り | 優しいフローラル |
用途 | 猫専用 |
ペットキレイ 顔まわりも洗える泡リンスインシャンプー
参考価格: 480円
こちらは低刺激で顔周りにも使える、泡タイプのリンスインシャンプーです。生後3ヶ月から使えるので、初めてのシャンプーでも安心です。泡立てる必要がなく、お散歩終わりの部分洗いなども素早く行うことが出来るのも人気の1つです。弱酸性でアルコールも無添加なので、肌の弱い子にもおすすめです。
低刺激 | ◎ |
---|---|
容量 | 230ml |
消臭 | ○ |
香り | ベビーせっけん |
用途 | 猫専用 |
クイック&リッチ トリートメントインシャンプー
参考価格: 549円
トリートメント成分配合のシャンプーです。トリートメント成分が被毛をコーティングすることで、水はじきがよく乾燥までの行程をスピーディーに行うことが出来るので、ドライヤーが苦手な子も乾燥時間を短縮でき、寒い時期などのシャンプーでも体への負担を少なくすることが出来ます。シャンプー後の手ざわりも良く、とても人気の商品です。
低刺激 | ◎ |
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容量 | 200ml |
消臭 | ― |
香り | 無香料 |
用途 | 猫専用 |
薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプー
参考価格: 880円
皮膚や被毛の洗浄・殺菌消臭に効果のあるシャンプーです。コンディショナー成分も配合されており、仕上がりの良さも人気です。動物病院で最も処方されているクロルヘキシジンという成分が配合されていて、殺菌・真菌・ウイルス等広い抗菌作用があります。
低濃度でも殺菌効果があり、毒性や刺激性が共に低いのも特徴です。口コミでは、皮膚疾患のある子やフケに悩んでいる子に効果が高く人気があり、フケがなくなった、皮膚疾患が良くなったなどの口コミが多く見られます。
低刺激 | ◎ |
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容量 | 200g |
消臭 | ◎ |
香り | 不明 |
用途 | 犬猫専用 |
ハッピーペット うるおうコラーゲン シャンプータオル
参考価格: 240円
水なしで使えるシートタイプで、汚れやニオイを簡単に拭き取ることが出来ます。保湿効果のあるコラーゲン・ヒアルロン酸が含まれているので、皮膚や被毛にうるおいを与えてくれます。
ハウスダストや花粉ケアにもなり、目や口周りも拭ける食品添加の洗浄成分で出来ているので、安心して使うことが出来ます。お湯で洗ったりということがないので、初めて猫を飼う飼い主の方でも簡単にお手入れができ、毎日のケアにも使えます。
低刺激 | ◎ |
---|---|
容量 | 25枚 |
消臭 | ○ |
香り | 無香料 |
用途 | 猫専用 |
ビルバック ケラトラックス
参考価格: 2,731円
フケや皮脂をスッキリと洗い流すことが出来るシャンプーです。サリチル酸という成分が配合されていて、角質層へ浸透するので角質が柔らかくなり、角質除去を助けてくれます。フケや痒みが軽減したという口コミが多く見られます。
低刺激 | ◎ |
---|---|
容量 | 200ml |
消臭 | ◎ |
香り | 不明 |
用途 | 犬猫専用 |
ハートランド ゾイック ZOIC キャッツシャンプー
参考価格: 1,415円
速乾性に優れているリンスインシャンプーで、泡切れも良く、仕上がりの良さもとても人気です。UVカット成分が配合されているので、皮膚・被毛を紫外線から保護してくれます。
低刺激 | ◎ |
---|---|
容量 | 300ml |
消臭 | ○ |
香り | グリーンフルーティフローラル |
用途 | 猫専用 |
ノルバサンシャンプー
参考価格: 1,800円
皮膚にやさしい低刺激の薬用シャンプーです。殺菌成分の酢酸クロルヘキシジンが配合されているので、皮膚の有害物質を洗浄成分でしっかり洗い流し、殺菌・衛生管理をすることが出来ます。低濃度でも殺菌効果があるので皮膚疾患や、痒みなどのある子にとても人気のある商品です。
低刺激 | ◎ |
---|---|
容量 | 236ml |
消臭 | ○ |
香り | 不明 |
用途 | 犬猫専用 |
猫用シャンプーのおすすめ商品比較表
商品 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | ペットキレイ のみとりリンスインシャンプー | ジョイペット 水のいらない泡シャンプー | ペットキレイ 水のいらない リンスインシャンプー | ペットキレイ 顔まわりも洗える泡リンスインシャンプー | クイック&リッチ トリートメントインシャンプー | 薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプー | ハッピーペット うるおうコラーゲン シャンプータオル | ビルバック ケラトラックス | ハートランド ゾイック ZOIC キャッツシャンプー | ノルバサンシャンプー |
価格 | 675円 | 460円 | 385円 | 480円 | 549円 | 880円 | 240円 | 2,731円 | 1,415円 | 1,800円 |
低刺激 | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
容量 | 550ml | 200ml | 200ml | 230ml | 200ml | 200g | 25枚 | 200ml | 300ml | 236ml |
消臭 | ○ | ○ | ○ | ○ | ― | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ |
香り | グリーンフローラル | 無香料 | 優しいフローラル | ベビーせっけん | 無香料 | 不明 | 無香料 | 不明 | グリーンフルーティフローラル | 不明 |
商品リンク |
シャンプーをする頻度はどれくらいがいい?
頻繁なシャンプーは被毛のパサつきに繋がったり、皮膚のpHバランスが崩れて肌のバリア効果が減ることで、皮膚が乾燥しフケが出たり、皮膚病の原因になるケースもあります。
シャンプーの頻度は、猫の種類や毛質、個性や環境に合わせて考えましょう。一般的には、長毛・無毛種、毛色が白い、カールしている毛質、よく外に遊びに行く子などの場合には、月に1~2回が目安です。短毛種や完全室内飼いで、汚れることが少ない場合には、年に1~2回を目安にすると良いでしょう。
洗い方の手順
では、次に一般シャンプーでの洗い方の手順について解説していきます。
※ここであげるやり方は、一般的なシャンプーのやり方ですので、ご自身の猫ちゃんの性格や体質などに合わせて変えてくださいね。
①ブラッシングをする
シャンプーをする前に、ブラッシングをして整え毛玉やもつれをほぐし毛並みを整えます。毛玉は水に濡れるとほどけにくく取りづらくなるので、事前にブラッシングををすることで、スムーズにシャンプーをすることができます。爪も切っておくと、万が一暴れて引っかかれても傷がひどくなりにくいので、切っておいた方がいいでしょう。
②お湯で体全体を濡らす
ブラッシングが終わったら、お湯で体全体を丁寧に濡らして行きます。温度は35~38度位の人肌温度を目安として、被毛だけでなく皮膚までしっかり濡らします。猫は顔に水がかかるのを嫌うので、顔にかからないようにしましょう。
シャワーが大丈夫な子であれば、シャワーヘッドを猫の身体に密着させ、水流を強くしすぎないように気をつけながら、猫が驚かないようにお尻の方からゆっくりかけていきます。シャワーが苦手な子であれば、洗面器などにお湯を溜めて、手やスポンジで顔から遠い場所からゆっくりかけていきます。この時のお湯の温度も熱くなりすぎないように注意しましょう。
③シャンプーで洗う
体全体を濡らしたら、シャンプーをしていきます。洗面器等に適量のお湯を入れ、シャンプーを溶かし、スポンジ等で泡立てます。モコモコの泡ができたら、泡で猫を包むように泡を乗せていきます。爪を立てずに、指の腹で優しくマッサージするように肌まで洗います。
この時も、泡が目や耳などに入らないように気をつけてください。
④お湯でしっかり洗い流す
洗い終わったら、体全体をお湯でしっかりすすぎます。手順①同様、人肌くらいの温度のお湯で、シャワーヘッドを体に密着させながら流すと肌までしっかり洗い流すことが出来ます。この時洗い残しがあると、炎症やフケの原因になってしまう可能性があるので、しっかりすすぎましょう。
⑤タオルドライをする
すすぎが終わったら、タオルドライをします。タオルドライのやり方は、ゴシゴシ拭かずにゆっくり押さえながら水分を吸い取るように拭きます。ここでしっかり水分を拭き取れば、ドライヤーをかける時間が短縮できます。
⑥ドライヤー・ブラッシングをする
タオルドライのあとはドライヤーをかけていきます。ドライヤーの風の温度は低温にして、30cm程離したところから当てます。毛を起こすように下から上に向かって風を当てると、被毛の奥の皮膚までしっかり乾かすことが出来ます。
※ドライヤーを服の胸元に差し込んで簡易ホルダーにすると両手が空くので作業がしやすくなります。
中にはドライヤーが苦手な子もいますので、嫌がって暴れたり逃げてしまうなどの場合は、タオルドライをしっかりした後、暖かい部屋で様子を見ながら自分でグルーミングをさせてあげてください。冬であれば部屋の温度を少し高めにしたり、カーペットを入れてあげるなど、寒くないようにしてあげましょう。
乾いた頃にブラッシングをしてあげると、毛並みも良くなります。ドライヤーをしながら、毛をブラッシングしながら乾かすと早く乾きます。被毛の奥までしっかり乾いて、毛並みも整えば終了です。
まとめ
今回はシャンプーの選び方や洗い方、おすすめの人気商品についてまとめてきました。人それぞれ好みや体質が違うように、猫にも好みや体質に合う物が違います。ご自身の猫ちゃんは何が合うのか、すぐに見極めるのは難しいかもしれませんが、やり方や頻度、商品などを変えながら、どんなタイプが合うのか見極めてピッタリなものを選んであげてくださいね。
もし、1人でシャンプーするのは難しい、でもお手入れが必要"等の場合には、2人で行うやり方や、それでも難しい場合は無理にセルフで行わずに、お金はかかりますがプロにおまかせするという方法も検討してみてくださいね。