イヤホンの外れにくい正しい付け方を紹介【SHURE掛け/カナル型/ワイヤレス】

イヤホンの外れにくい正しい付け方を紹介【SHURE掛け/カナル型/ワイヤレス】

イヤホンにはSHURE掛け(シュア掛け)という正しい付け方があります。カナル型イヤホン(iPhone付属のイヤホンなど)などでSHURE掛けをするとイヤホンが外れることがなく、装着感がよくなります。今回はSHURE掛け(シュア掛け)の方法をご紹介していきます。

ニシムラ
ライター

ニシムラ

音楽大好き!イヤホン大好き! よろしくお願いいたします。

記事の目次

  1. 1.イヤホンに正しい付け方はある?
  2. 2.イヤホンが外れる方必見!外れにくいイヤホンの選び方
  3. 3.イヤホンの外れにくい正しい付け方
  4. 4.イヤホンのSHURE掛けとは?
  5. 5.まとめ

イヤホンに正しい付け方はある?

フリー写真素材ぱくたそ

ただ装着してコードをぶら下げたままだと、すぐに外れることはありませんか?実は、SHURE掛け(シュア掛け)という付け方が正しい装着方法なんです。

SHURE掛けについてはまた後ほど詳しく説明させていただきますが付け方にひと工夫入れるだけで、外れることも、服と擦れる雑音も軽減することができます。みなさんの持っているイヤホンも、もしかすると付け方を変えるだけで聞き心地が向上するかもしれません。また、購入時に外れにくいイヤホンの選び方、種類ごとの正しい付け方も紹介させていただきます。

イヤホンが外れる方必見!外れにくいイヤホンの選び方

Photo byStockSnap

イヤホンは主に3つの種類(インナーイヤー型 ・カナル型 ・耳掛け型)と主に4つのタイプ(コード型 ・Bluetooth独立型(トゥルーワイヤレス)・左右一体型 ・Bluetoothネックバンド型)があります。

それぞれの外れにくい装着方法を紹介するその前に、まずはこれら3種類と4タイプの特徴を大まかに紹介します。どのような部分に注目すべきか、自分の使用意図に合ったイヤホンを選択しましょう。付け方を変えてもイヤホンが外れる場合は、イヤホンの種類が合っていない可能性があります。

イヤホンの種類で選ぶ

イヤホンには主にカナル型、インナーイヤー型、耳掛けイヤホン3つの種類があります。この3つの違いは主に装着方法音質遮音性です。使用意図や音へのこだわり、ファッションなど好みによって選択は分かれますので、自分に合ったイヤホンを選びましょう。

インナーイヤー型

https://cdn.pixabay.com/photo/2017/10/12/22/08/background-2846165_1280.jpg出典: https://cdn.pixabay.com/photo/2017/10/12/22/08/background-2846165_1280.jpg

  • 付け外しが簡単
  • 外部の音が入ってくる
  • 長時間使用できる
  • 音漏れがする

端的に言えばもっとも外れやすいイヤホンです。インナーイヤー型イヤホンは耳のふちに引掛けて装着する種類であり、例としましては、iPhoneに付属されている純正のイヤホンです。耳の穴に挿入するというより引っ掛ける構造になっていますので装着感もほど良く、長時間の装着には適していますがその分、外れやすいのが欠点です。

カナル型

出典: https://cdn.pixabay.com/photo/2014/04/05/11/41/earphone-316753_1280.jpg

  • 音漏れが少ない
  • 細かい音まで聴こえる
  • イヤーピースが汚れる
  • イヤーピースを紛失しやすい

イヤホンの先端に付いたイヤーピースが特徴でありそのイヤーピースを耳の穴に挿入する種類のイヤホンをカナル型といいます。装着感は強いぶん、遮音性と防音性に優れています。一般的なイヤホンでは最も主流なのがこのカナル型イヤホンですので価格も安いものから高いものまで幅広く、品揃えも豊富です。

コチラは後述になりますが、昨今話題のSHURE掛け(シュア掛け)に適しています。

耳掛けイヤホン型

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  • 疲労や違和感が少ない
  • 耳の中に入れる必要がない
  • 最も音漏れがしやすい
  • 大雑把な音

字のごとく耳にイヤーフックを掛けて使用するタイプのイヤホンです。耳の中に入れる必要がないので、装着感としては違和感もなく、長時間の視聴にも疲労がなく使用でき、耳垢などで汚れる心配もありません。ですがそのぶん、音漏れが多く、音質も低音や細かな音が聞きづらいです。現在では衰退傾向にある種類のイヤホンです。

イヤホンのタイプで選ぶ

イヤホンの4つのタイプがあります。まずは大きく分けて、「コード付き」・「Bluetooth型(ワイヤレス)」の2種類に分けられます。さらにBluetooth型イヤホンはそこから3つのタイプに派生します。「完全独立型(トゥルーワイヤレス)」・「左右一体型」・「ネックバンド」以上がBluetooth型の主な3タイプです。

これらの大きな違いは、利便性です。勉強や集中して作業する場合、ウォーキングなどの軽い運動、動作の激しい運動やサーフィンなどどのような場面においてイヤホンを使用するか、そこに注目して選びましょう。

コード型

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  • 精確な音
  • 映像と音声の誤差がない
  • コードが邪魔

一般的なイヤホンです。近年はBluetoothが普及していますが、こちらのコード付きをしようしている方も多いはずです。

ちなみに、iPhoneは『7』以降、プラグの差し込み口であるイヤホンジャックを廃止しました。(正式な発表はありませんが)カメラの性能や、手ブレ補正機能、バッテリーの向上、防水性の向上を見据えてのことでしょう。お気に入りのイヤホンがコード付きの場合は、純正品に付属されたイヤホンジャックアダプタを使用しましょう。

コード型イヤホンは直接デバイスに繋がっているので、音質が悪くなることはありません。そして、YouTubeなどの動画サイトにおいても映像と音声にズレは生じません。ワイヤレスの場合は通信によって音声を流しているので、動画と音声にズレが生じることがあります。

コード型の最も大きなデメリットは、コードが邪魔だということでしょう。コードが何かに引っかかって外れたり、持ち運びにかさばったり、運動に適していなかったり、障りに思う人は少なくないはずです。

Bluetooth独立型(トゥルーワイヤレス)

  • コード不要
  • 多機能
  • 充電が必要
  • 紛失したら最期……

Bluetoothという無線通信技術により、イヤホンとデバイスをコード無しで接続ができます。コードが面倒だという方は、耳に挿入するだけで使用ができるコチラの独立型イヤホンがおすすめです。

コードが不要であるぶん、最もコンパクトになりますが、特徴としては充電が必要です。ワイヤレスにも、カナル型、インナーイヤー型、耳掛け型があり、特徴は上記と同じです。Bluetooth型は総じて最新技術が搭載されています。

例えば、充電ケースに入れたイヤホンを取り出すだけで電源が自動的に入り再接続されるものや、防水性や耐汗性に優れたもの、イヤホンを外せば自動的に音楽が停止されるものなど、数年後はこの独立型ワイヤレスイヤホンが主流になると思われます。

ワイヤレスであるため、通信状態が悪いと音が途切れてしまう場合がありますが、こちらの問題も時代の進化と共に解消されるでしょう。唯一の欠点は失くしやすいことでしょうか。もし落としてしまった場合は、精密機械であるため故障の原因にもなります。

左右一体型

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  • 失くしづらい
  • スポーツに最適

失くしづらい独立型の欠点を解消した、左右がコードに繋がれているタイプのイヤホンです。

左右のイヤホンが繋がっているので、音楽を聴かないときは首にかけておけばよいでしょう。通話が可能だったり、音量調節ボタンが付いているものが多いです。なにより、ジョギングや筋トレなどの運動に最適です。運動中に音楽を必要とする方は、コチラのタイプが最もおすすめです。

Bluetoothネックバンド型

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  • 電池が長持ちする
  • 安定感

左右一体型と異なる点は、ネックバンドです。首の後ろが固定されることで安定感が増します。首の後ろがネックバンドによって固定されるのは、左右一体型よりも安定感があります。

ネックバンドの部分にバッテリーが搭載されているので、長時間使用できる製品が多いのも特徴です。どちらもスポーツに向いていると思いますが、首の後ろに違和感などを感じる方もいると思いますので、量販店などで一度つけてみてはいかがでしょうか。

イヤホンの外れにくい正しい付け方

お待たせしました。イヤホンの正しい付け方を紹介していきたいと思います。種類によってはサポートアイテムがありますのでそちらもご検討してみてはいかがでしょうか。

インナーイヤー型イヤホンの付け方

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イヤホンの正しい付け方ですが、インナーイヤー型に関しては残念ながらありません。『諦めるしかないの??』そんなアナタには、『イヤーパッド』 をおすすめします。シリコン素材のパッドが耳の内側にフィットすることで支えとなり、装着感は改善されます。イヤーパッドにもサイズの種類が多々ありますので、購入の際はしっかりと確認しましょう。

カナル型イヤホンの付け方

カナル型イヤホンが外れやすい場合はまずイヤーピースの交換です。イヤーピースのサイズを自分の耳の大きさに合わせるだけで装着感、音質、遮音性、防音性も向上します。

イヤーピースにも種類があります。それはシリコン素材か低反発素材かです。シリコン素材はそのまま耳に入れることができ、個別で販売されている製品も多いので探すのも楽でしょう。低反発素材とは、耳の中で膨張することで隙間を埋め、遮音性を高めることができます。

また、SHURE掛け(シュア掛け)という装着方法がおすすめです。詳細は以下に記載しておりますのでそちらもご一読ください。

耳掛け型イヤホンの付け方

こちらに関しましては、見ていただければわかると思います。イヤーフックを掛けて使用するだけです。長時間使用する場合は、イヤーパッドとイヤーフックの素材が重要です。柔らかい素材が使用されている製品であれば、耳への装着感もよく痛くなったりしません。

おすすめは軽量のものです。薄型であればそれだけ耳への負担も少なく、持ち運びも手軽でしょう。

イヤホンのSHURE掛けとは?

SHURE掛けとはアメリカのオーディオブランド『SHURE』が製造するイヤホンの装着方法から名付けられました。誰もが知っているフィギュアスケート選手の羽生結弦選手がSHURE掛けをしていたことから日本でも広まってきたようです。ミュージシャンの方がライブ中に装着していたりもする方法でもあります。

その付け方は至ってシンプル。イヤホンのコードを耳の後ろに掛けるだけです。

詳細な手順は

1、イヤホンの左右を確認し、イヤーピースを軽くつぶして圧縮させます。
2、イヤホンを90度回してコードを上向きにしたあと、耳の後ろへ引っ掛けます。
3、コードは前側か後ろ側、自由ですが、スライド式チューブでコードを絞り安定させます。

パフォーマンス中やエクササイズ中などであれば、後ろ側にコードを回し、後頭部でチューブを絞りましょう。

SHURE掛けのメリット

  • タッチノイズの軽減
  • 外れにくい
  • 装着感の向上

イヤホンをただぶら下げているだけならば、重力によって下とへ引っ張られ、ゆえに外れやすくなるのですが、この方法をとることで重力の力が軽減されます。

他にも、タッチノイズ(衣服や物にイヤホンコードがぶつかった時になるゴソゴソとした雑音)を軽減することができたり、コードを耳に掛けることで余分な長さがカットされ、イヤホンが安定し、かつコードの揺れや振動が少なくなるのです。それだけでなく、密着感、防音性、遮音性がより向上します。

SHURE掛けはほとんどのタイプのイヤホンで装着可能です。iPhoneに付属されている純正のインナーイヤー型イヤホンもSHURE掛けは可能ですが、イヤーピースが無い構造上、SHURE掛けの効果は薄いです。カナル型イヤホンならば、SHURE製品以外のものでも効果的です。

SHURE掛けしてみたけどコードが上手く引っかからないという方にはコードを固定する『イヤーガイド がおすすめです。

最後に注意点を一つ。SHURE掛けをしても、イヤーガイドを装着しても外れる、という方はイヤーピースのサイズが合っていないことになります。何よりもまず、最も外れにくくするにはイヤーピースが重要だということは忘れずにおいてください。

まとめ

ここまでイヤホンの外れにくい正しい付け方を紹介してきました。通勤通学途中や運動中、さまざまな場面で暇つぶしや集中のために音楽を聴きたいと思っても、イヤホンが合っていないことですぐに外れてしまい、ストレスを感じたことが誰にでも1度はあると思います。

しかしその問題の解決方法は全てシンプルなものです。自分の耳に馴染み、使用意図にも合ったイヤホンを選び、装着方法さえ正しくすれば解決できます。

イヤホンにも沢山種類があり、それぞれに個性があり迷ってしまいますが、自分に合ったイヤホンを選択して、なおかつスマートな装着方法で快適な音楽ライフを送りましょう。

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