【徹底比較】超音波歯ブラシのおすすめ人気ランキング5選｜歯垢除去にピッタリ

口腔ケアは、歯周病や虫歯の予防、またはすでに罹患している人の改善対策として、子供から高齢者まで毎日欠かせないものです。歯のケアがおそろかになると、自分の歯を失うだけでなく、体内のさまざまな箇所に不調をきたします。また、失った後で後悔する人も多く、高齢になったときにはじめて実感する人も少なくありません。

現在は、医療の進歩と、「抜かない」歯科医が増えていることから、たとえ最悪な事態になってもギリギリで歯が残るケースもありますが、完治するには時間もお金もかかるため、やはり自身で行うセルフケアがとても大事です。

歯のセルフケアといえば、必須なのが歯ブラシです。昔ながらの歯ブラシや、電動で動く歯ブラシなど、ひとえに歯ブラシといっても、実はさまざまなタイプの歯ブラシが存在しています。そのなかでも、歯周病予防・歯周病対策としてとても人気なのが、今回ご紹介する超音波歯ブラシです。超音波によって、プラーク（歯垢）の結合力を弱め、口内環境の改善をしてくれるのが最大の特徴です。
 

超音波の「音波」とは、物が当たったときに発生する音のこと（単位：Hz/ヘルツ）で、人間の耳では低音の20Hzから高音の20kHzの間を聞き取ることができます。そして、「超音波」とは、人間の耳では聞き取ることができない高い振動数の音波であり、その数値は約2万Hz/秒以上といわれています。マッサージ機器などで見かける「低周波」とは、逆に人間の耳で聞くことができないほど低い音波のことです。
 

約2万Hz/秒以上といわれる超音波の中でも、160万Hz以上の領域を使用しているのが超音波歯ブラシです。口腔内の水分が振動することで音波を発生させる仕組みで、手で歯を磨くよりも汚れ落ちが良く、歯垢や歯石を落とすこともできます。小気味よい振動により、歯茎や骨へのマッサージにもなり、気持ち良いと感じる効果も併せ持ちます。

超音波歯ブラシと電動歯ブラシ、一見同じ電動歯ブラシのようですが、一番の大きな違いは振動の差です。上記したように、超音波歯ブラシは160万Hz以上の振動数なのに対し、電動歯ブラシの振動数は約200～300Hzという数値です。この振動数の違いにより、通常の電動歯ブラシでは落とせない歯垢を落とし、嫌な細菌も破壊してくれるのが超音波歯ブラシです。

しっかり磨いていても、溜まりやすいのが歯垢です。歯垢とは、歯茎や歯の一部に白くてネバネバしたものが付着している状態、それが歯垢です。「プラーク」とも言いますが、これは食べカスなどではなく、実は細菌の塊なのです。1mgの歯垢にはおよそ300種類の細菌が、数億～10億個以上も棲みついているといわれていて、これを放置することで、歯周病へと繋がっていきます。

歯周病も、放置したままだと歯が抜けたり、口臭や体内不調の原因になります。この歯垢の塊が歯石ですが、固まってしまっている歯石は歯医者に行かないとなかなか除去できませんが、歯垢自体は毎日の正しい口腔ケアで改善します。そこを助けてくれるのが歯ブラシであり、超音波をはじめとする電動歯ブラシです。

正しい口腔ケアのためにも、超音波歯ブラシの選び方も重要です。

超音波歯ブラシにも、電源が違うタイプがあります。

ACアダプタを使って充電するタイプの歯ブラシです。超音波歯ブラシのほとんどはこの充電式ですが、旅行や出張先で使用する場合は、充電にかかる時間や、1回の充電でどれぐらい使用できるのかなどを確認するようにしましょう。

文字通り、電池で動くタイプの歯ブラシです。充電式と違い、乾電池のみで軽量なため、会社や学校などで使いたい場合、持ち歩きをする場合におすすめです。しかし、充電式がほとんどなので、商品が選べないことと、乾電池を購入するという部分がややデメリットです。

超音波歯ブラシは、本体にブラシをセットして使用します。もちろん、ブラシは徐々に劣化し、定期的な交換が必要になるため、付属ブラシや替えブラシの種類についても確認が必要です。

替えブラシは、サイズや毛の硬さなどが選べ、またマッサージ用や隙間洗浄用などのラインナップもあります。本体のみだけで考えると、ブラシが選べなかったり替えの種類が少なかったりするので、自分好みのブラシをまずは調べてから、本体を購入するようにしましょう。本体を家族で共有する場合にも同じです。

歯ブラシといえども、電動であるために故障や不具合はつきものです。万が一に備え、保証期間の有無も確認しましょう。特に、超音波歯ブラシは高価な価格帯ですので、安心して長く使用できるように、保証の有無やその保証期間は要チェックです。

国内外から多くの製品が発売されていますが、より安心して使用するためにも、メーカーやブランドによって選ぶことも重要です。

ドラッグストアなどでも購入できるオムロンの電動歯ブラシは、全ての商品が音波式で、タテ振動とヨコ振動が組み合わせれた「マルチアクション音波」や、1分間に約2万5,500回の高速振動をする「クリーンモード」など、多彩な機能が搭載されています。本体も替えブラシも価格が安く、購入しやすいのが特徴です。

オランダが拠点の家電メーカー・フィリップスは、髭剃りで有名なメーカーです。オーラルケア家電でも優れた製品を数多くリリースしていて、「ソニッケアー」は世界初の音波歯ブラシとして有名です。これまで多くのシリーズを販売し、日本でも多くのユーザーから評価を得ています。

大手家電メーカー・パナソニックからも、音波振動歯ブラシ「ドルツ」がリリースされています。さまざまなタイプがあり、携帯タイプの「ポケットドルツ」など、ラインナップが豊富です。日本人の小さな歯にあった設計が特徴です。

それでは、ここで超音波歯ブラシのおすすめ人気商品をランキング形式でご紹介します。選び方やメーカーを踏まえ、2020年最新式の超音波歯ブラシ5商品を厳選してお伝えします。

超音波歯ブラシは、電動歯ブラシに比べて振動が細かくて弱いため、通常の歯ブラシのように動かして使用します。電動歯ブラシのように歯に当てるだけでは、せっかくの洗浄効果が得られません。

歯磨き粉についても注意が必要です。というのも、歯を磨く際に歯磨き粉はごく普通に使用するものですが、実は歯磨き粉を使うことで、歯にとって良いコーティングを剥がしてしまう可能性があります。特に、市販されているような歯磨き粉や、粒が入ったものなどには研磨剤が含まれているため、あまりおすすめできません。

しっかり磨くという点では、超音波歯ブラシによるブラッシングで十分ですが、どうしても歯磨き粉を使用したい場合には、電動歯ブラシ、もしくは超音波歯ブラシ用の歯磨き粉を使うようにしましょう。

本来であれば、普通の歯ブラシでも十分な口腔ケアはできます。しかし、なかなか上手にできなかったり、どうしても届かない部分があったりすると、思っている以上にきちんとしたケアができず、知らぬ間に歯周病や虫歯に侵されてしまいます。子供の場合は特にです。

歯医者に通って治療することもできますが、できれば自宅で、自分の手でしっかりとケアをしたいものです。そのためには、従来の普通の歯ブラシだけでなく、超音波歯ブラシを頼ることも大切です。小さい子供がいる人は、子供のうちから万全なケアをしてあげましょう。

普通の歯ブラシよりも高かったり、充電したり替えブラシが必要だったりと、多少のデメリットもありますが、歯医者に通ったり、のちに歯を失うことを考えれば、むしろ気軽にケアが実践できる優れものです。ぜひ、正しい口腔ケアを行い、口内環境を改善しましょう。本記事でお伝えしたことを参考にしていただければ幸いです。