子供用歯磨き粉おすすめ人気ランキング15【大切な子供の歯/安心安全】

赤ちゃんに初めて乳歯が生えてきた。とても可愛くて、子どもの健やかな成長を感じる一瞬です。そして、親としての幸せも感じます。そんな子供の乳歯は永久歯と比較して可愛くて小さい割に歯髄が大きく、歯髄を守る象牙質やエナメル質が薄いので、むし歯になりやすく、いったんむし歯になると進行が早いのです。

せっかく元気に生えてきた乳歯が虫歯なんて悲しいですよね。そうならないためにも歯が生え始めたら、すぐに歯磨きを始めましょう。最初に下の前歯が生え始めるので、そのタイミングで開始するのが最適です。

赤ちゃんの歯は、だ液で守られているので、歯磨きはしなくても大丈夫という考え方もありますが、小さいうちに歯磨きに慣れ、歯磨きの習慣をつけるためにも早めの開始が望ましいといえます。

子供とのコミュニケーションを大切にしながら、歯磨きを楽しく行い正しい歯みがきの習慣を身につけさせるのも、大事な親の役割です。その役割のお手伝いをしているのが子供用の歯磨き粉です。

子供に歯が生えてきた時の喜びを忘れることなく、子供の歯を守っていきましょう。

子供用の歯磨き粉をドラックストアーなどで見ると、すごく多くの商品が並んでいて迷ってしまいます。そんな時に何を基準に選べばいいのか、まず初めに説明していきます。

歯磨き粉には含まれている虫歯予防成分として、フッ素とキシリトールは必ず確認しましょう。最近の歯磨き粉には必ずと行っていいほど含まれてはいますが、稀に含まれていないものもありますので注意が必要です。ここではそれぞれの成分の役割について簡単に説明します。

フッ素には歯垢（プラーク）の細菌の活動の抑制、溶けたエナメル質の修復、歯質の強化などの役割があります。フッ素を長く口の中に留めることができる歯磨き粉は、フッ素がむし歯予防に効果的に働きます。また、特に乳歯や生えたての歯は軟らかいので、フッ素配合の歯磨き粉で歯質強化に努める必要かあります。

しかし、フッ素の過剰摂取は「フッ素症」と呼ばれる慢性中毒症になる恐れがあります。特にうがいが上手くできない小さな子供には注意が必要です。厚生労働省では、6歳未満への高濃度フッ素（1,000～1,500ppm）配合の歯磨き粉の使用を控えるよう通達を出しています。フッ素配合の子供用歯磨きを選ぶ時は、濃度が500ppm以下のものにすることをおすすめします。

フッ素配合のものは成分表示欄に「モノフルオロリン酸ナトリウム（MFP）」「フッ化ナトリウム」と表示されています。

キシリトールは、むし歯の原因にならない甘味料です。その役割は大きく分けて２つあります。

1つ目は、歯垢中のミュータンス菌を減少させ、虫歯の原因となる酸を作らせない働きです。2つ目は、甘さにより唾液をより多く出させ、唾液の働きにより虫歯になりにくい口腔内環境をつくる効果です。

しかもキシリトールは天然素材甘味料で、人体にも安全です。

歯磨き粉の中に含まれる研磨剤は柔らかい子どもの歯を削ってしまうという説があります。削られた歯は表面に傷が付き、汚れがつきやすくなるということです。心配な方は研磨剤が含まれないものかできるだけ含有量が少ないものを選ぶことをおすすめします。研磨剤は清掃剤と呼ばれることもあります。

研磨剤とよく似た効果を持ち、歯の表面の傷を埋めて歯垢や着色汚れをつきにくくするハイドロキシアパタイトが配合された歯磨き粉もあります。

発泡剤は歯磨き粉を泡立たせる働きをします。しかし、泡立ちが良いと、子供には歯磨きがしにくく、しっかりと磨けていないまま歯磨きを終わらせてしまうことがありますので、子供用の歯磨き粉にはできるだけ発泡剤の入っていない方が良いといわれています。

また、誤飲の可能性も考えると、発泡剤はできるだけ使用していないものを選ぶことをおすすめします。

歯磨き粉は口に入れて使用するものですので、体に有害なものが含まれない、安全性が確保されていることが基本です。しかし、まれに有害性が疑われるようなものを含んだ歯磨き粉もありますので注意が必要です。

特にうがいが上手にできない小さい子供は、うっかり飲み込んでしまうことがあります。元々少量を飲んでも大丈夫なように作られてはいるものの、添加物が含まれている場合は、体への影響が心配されます。

歯磨き粉の中には天然成分でできているものもありますので、そういうものであれば、万一飲み込んでも大丈夫です。小さい子供の使う歯磨き粉には、研磨剤・発泡剤などが含まれていない、無添加で天然成分で作られたものをおすすめします。
 

子供の成長に従って、歯磨き粉を変えるのも一つの方法です。大人の歯になって、大人と同じ歯磨き粉が使えるように慣らして行くことも大切です。

歯磨きシートは、水や虫歯になりにくい甘味料などを不織布などに染み込ませたもので、そのまま歯の表面を撫ぜ汚れを拭き取るタイプのもので、無添加のものがほとんどです。

赤ちゃんは唾液の量が多く、初めて生えてきた前歯は唾液による自浄性が高いですので、軽く拭けば口の中は綺麗になります。

一般のガーゼで行うよりも赤ちゃんが口に入れやすく、汚れをより落とせるように工夫されていたり、繊維が口の中に残りにくくなっていたりします。また、歯ブラシを使っての歯磨きに備えた練習にもなります。
 

ジェルタイプ歯磨き粉は比較的泡立ちが抑えられたものが多く、小さな子どもでもすすぎがしやすく、仕上げ磨きの際も、口の中をよく見ながらすみずみまで磨くことができ、味も控えめなものが多いです。

また、研磨剤を含まず、飲んでも大丈夫なものが多あります。フッ素が流されずに比較的長く口の中に留まりますので、長い時間歯磨きをしない就寝前の歯磨きに向いています。

大人用でよく使われているペーストタイプは、ブクブクうがいがしっかりできるようになったころから使うのがおすすめです。子供用に作られた製品の種類も多く、価格も安いものからあります。

しかし、商品によって発泡剤などの添加物が含まれるものありますので、注意が必要です。また、泡立ちやすいですので、綺麗になっていなくても磨けた気になってしまったり、泡で磨きにくかったりする子供もいます。

大人用の歯磨き粉の多くにはミントが含まれていて、スーッとした心地よさと香りで口臭を防いでいます。しかし子供はこのミントが苦手で、ほとんどの子供は辛いと感じてしまいます。

ですので、子ども用の歯磨き粉は果物の甘い香りや味がするようになっています。しかし、甘い香りや味がするからといって糖が含まれているわけではありませんので心配いりません。

味は子どもが楽しく歯磨きできるようにする工夫です。子供の好きな味を選ばせ、進んで歯磨きをする習慣がつけば何よりです。

歯磨きの基本は子どもが進んで楽しく歯磨きをして、歯磨きを習慣化することです。それに一役買っているのがキャラクターで、大人が考えている以上にキャラクターへのこだわりがあります。しまじろう・アンパンマン・ミッキーなど各メーカで違うキャラクターを取り入れています。

どんなキャラクターが良いのかわからない時は、子供と一緒にドラックストアーに行って子供に選ばせるのも一つの方法です。子どもとスキンシップを取りながら親子で楽しく歯磨きができれば最高です。

たくさんの商品がある中、おすすめの歯磨き粉を紹介します。シートタイプ・ジェルタイプ・ペーストタイプそれぞれからおすすめの商品を選んでみました。

フッ素含有量につきましては、一般に公表していないメーカもありますので、色々な調査機関の結果をもとにしている場合があります。

昔と比較して虫歯を持つ子供の割合は減ってきました。歯医者でも虫歯予防が盛んに行われています。

虫歯の予防に一番効果があるのは歯磨きであることは昔から変わっていません。その時に使う歯磨き粉は虫歯予防に大きな働きをしていて、色々進化し良いものが多く出回るようになってきました。

虫歯になる子どもが減ってきた原因の一つに歯磨き粉の進歩もあるのではないでしょうか。子供に合った歯磨き粉を使い、正しい歯磨き習慣で健康な歯を保ち、子供達の笑顔をつくりましょう。