ポータブルCDプレーヤー10選【2020年/通勤通学】

スマホや携帯音楽プレーヤーの登場によって、一昔前は主流だったCDプレーヤーに限りが見えたかに思えますが、実は全然そんなことはなく、今でも多くの人が愛用しています。特に、移動中や外出先でも聴くことができるポータブルCDプレーヤーは人気で、音楽を聴く以外にも、語学などの学習用として活用する人も多くいます。

ただただ人気があるだけでなく、昔に比べて機能的にも充実しているポータブルCDプレーヤー。今回は、そんなポータブルCDプレーヤーの人気商品や選び方、また最新式の機能についてお伝えしていきます。

まずは、ポータブルCDプレーヤーの選び方についてお伝えします。一口に「ポータブルCDプレーヤー」といっても、高音質であることはもちろん、Bluetooth接続や音飛び防止といった機能面の充実が選び方を左右します。以下で主な機能をご紹介しますので、ぜひご参考ください。

まずは、ポータブルCDプレーヤーのタイプによる選び方です。主に以下の2つのタイプがあります。

ポータブルという特性上、外出先や移動中に使うことが多く、特に電車などの交通機関で使う場合には、周囲への迷惑配慮はもちろん、人混み・雑踏から逃れる意味でも、イヤホン接続型をおすすめします。

このイヤホン接続型とは、文字通りイヤホンを接続して使うタイプのもので、ポータブルCDプレーヤーに限らず、スマホやiPadなどを使って音楽を外で聴く場合には、イヤホンを着用する人がほとんどです。

マナーという観点からもイヤホンは必須ですので、主に外出先や移動先で使用することが多い人は、必ずこのイヤホン接続型のタイプを選ぶようにしましょう。

逆に、自宅で使うことが多い場合は、スピーカー内蔵型がおすすめです。スピーカー内蔵型はより高音質が楽しむことができ、室内はもちろん、ガーデニングやバーベキューなど、屋外でも大活躍します。

大きなCDコンポやオーディオのような据え置きタイプと違い、室内のどこでも使える強みがあり、気軽に使えるのもポイントです。その上で少しでも高音質を楽しみたい人は、このスピーカー内蔵型はうってつけです。

音楽をより楽しむには、音質の善し悪しも選ぶ基準です。高品質な音楽を楽しみたい場合は、回路やメカニズムなどが精密に設計された据え置きタイプがおすすめですが、外出先での使用が主となるポータブルCDプレーヤーにおいても同じように、より高品質な音質が楽しめるモデルが理想的です。

通常、ほとんどのCDプレーヤーはすでに再生に適したスペックであり、普通に音楽を聴いたり語学用として聴く分には何も困ることはありませんが、より良いもの・より良い音を求める場合には、「高音質」と表記のある商品を探してみましょう。

ポータブルCDプレーヤーならではの電源方式もチェック項目です。

持ち運ぶ機会が多いポータブルCDプレーヤーの電源方式は、持ち運びには乾電池、そして自宅では家庭用電源というように、使う場所によって電力が得られるよう、両方使えるタイプであると大変便利です。

また、USB充電ができるタイプも人気です。USB充電式のポータブルCDプレーヤーは、内部充電可能な場合が多く、電池切れの心配もない上に、乾電池に比べるとランニングコストが抑えられます。いちいち乾電池を購入したり、交換したりという手間が面倒と感じる人は、USB充電式がおすすめです。

乾電池やUSB充電で使用する場合は、持続時間もチェックしましょう。乾電池使用でCDを連続再生した場合、約8時間程度の接続時間が主流です。しかし、なかには12時間以上使えるものもあり、同じ乾電池でも持続時間に違いがあるなら、少しでも長い方がコスト的にもお得です。

主に乾電池を電源とする機会が多い人や、少しでも長く使用し続けたい人は、この接続時間をよく確認するようにしましょう。

Bluetoothに対応したものであればさらに便利です。これが、一昔前のCDプレーヤーとは違う点です。

Bluetooth対応のイヤホンとペアリングすることで、外出先でもコードレスで音楽を楽しむことができ、スピーカー内蔵型のプレーヤーであれば、スマホとペアリングしてスマホ内の音楽を流したりすることもできます。

スマホやパソコンなど、普段よく使う機器などでもBluetooth対応は当たり前の時代です。せっかく新しくポータブルCDプレーヤーを購入するのであれば、このBluetoothに対応は気にしたいところです。

そのほかにも、以下のような機能があります。より快適に音を楽しむためには、それぞれの機能も外せません。

ポータブルCDプレーヤーを外出先で使う場合、快適なはずなのにストレスを感じてしまうのが「音飛び」です。歩く振動などに反応し、音が飛んでしまう現象です。これを防ぐために、最近のプレーヤーには音飛び防止機能が付いています。

通勤・通学や、ウォーキングやジョギングなど、いかにも音飛びしそうな状況である場合には、この音飛び防止機能が付いたモデルを選ぶようにしましょう。

自分の聴きたい部分だけをリピートしてくれる「A-Bリピート機能」も便利です。音楽を聴くのはもちろん、発音を繰り返し聞いて覚える語学学習には最適です。語学学習用として販売しているモデルもあるので、主に語学学習用として考えている場合には、この語学学習モデル、もしくはA-Bリピート機能付きを意識してみましょう。

音楽視聴がメインの場合は、EQエフェクト機能が付いたものをチェックしてみましょう。「EQ」とは「イコライザカーブ」のことで、重低音強調機能や、それぞれの音楽に合ったエフェクト効果があり、より高音質の音楽を楽しむことができます。

ポータブルCDプレーヤーは気軽に使える反面、据え置き型のタイプに比べると、音質面でどうしても劣る傾向があります。それでも音質にこだわりたい人には、このEQエフェクト機能が付いたモデルがおすすめです。

聴きたいところだけを繰り返せるA-Bリピート機能と同じように、再生スピードを変えることができる「スピードコントロール機能」もおすすめです。聴き取りにくいところをゆっくり聴いたり、逆に早回しにしたりと、語学学習としてはこの便利機能は要チェックです。

音楽CDをCD-RやCD-RWにコピーする機会も多いと思いますが、その際、プレーヤー側にCD-RやCD-RWの再生対応がないと再生することができません。せっかくコピーしたのに聴くことができないと、時間とお金に無駄が出てしまいます。

普段から音楽CDをコピーする習慣がある人や、これまでコピーしてきたCDを聴きたいい人は、そのプレーヤーにCD-RやCD-RWの再生対応があるかどうかの確認が必要です。CD-Rなどは使わない、という場合は、この機能が未対応でも問題ありません。

また、MP3などの圧縮音源への対応も要チェックです。MP3などの圧縮音源は通常の音楽CDと記録フォーマットが異なるため、プレーヤー側のデコード対応を確認する必要があります。せっかく音源を持っていても、プレーヤーが非対応の場合は再生することができませんので、MP3やSACD（スーパーオーディオCD）などの音源を聴きたい場合には、必ず対応フォーマットを確認するようにしましょう。

音楽や語学学習用だけでなく、ラジオが聴けるものではあれば、万が一のときや災害時の際には大変役立つ情報源でもあります。そういった観点からも、最近またCDプレーヤーに注目が集まっています。スマホでもラジオが聴ける時代ですが、充電ができない状況も考えると、乾電池が備蓄品となっているラジオは最適です。

いざというときのためのラジオ対応であると、自分だけでなく、周りの人のためにも役立ちます。この先何が起こるかわからない現代において、ラジオ対応も視野に入れておくと大変便利です。

では、ここからおすすめの人気ポータブルCDプレーヤー10商品をご紹介していきます。数ある商品の中でも、機能面・価格面において特におすすめの物を厳選しました。

昔に当たり前だった頃よりも、機能面でかなり進化を遂げているポータブルCDプレーヤーは、衰退やガラパゴス的な存在だと思われていても、実はまだまだ大活躍であることがわかります。

高音質であるのはもちろん、見た目のおしゃれさに加え、語学学習用としても人気であることから、きっとこの先もますますの進化を遂げるのではないでしょうか。昔に比べて価格面でも購入しやすい点が人気のある理由の一つです。

ぜひ、本記事でご紹介した選び方を参考に、皆さんも今一度CDプレーヤーについて探ってみませんか？圧縮音源や配信・ダウンロードも良いですが、あらためてCD音源の良さを再認識するかもしれませんよ。