【災害対策】インバーター発電機人気おすすめ10選

インバーター発電機とは、電気の周波数を安定させるインバーターによって、屋外でも安定した電気を作り、供給できる発電機です。キャンプ等屋外でのレジャーや、災害等で停電した際も対応する出力数のものを選べば調理家電やパソコン等、普段使用している機器を使用する事ができます。日本では地域によって使用できる家電の周波数に差がありますが、インバーター発電機は周波数の切り替えが可能なので、地域によって家電を選ばずに使用できるメリットもあります。

インバーター発電機はガソリンやカセットボンベを燃料として電気を供給するのが特徴で、使用する燃料によってメリットや注意点が異なります。定格出力も製品によって異なるので用途に適した出力の製品を選ぶ事が大切です。YAMAHA、HONDA、Denyo等の人気メーカーから様々な製品が発売されているので、各メーカーの特徴等をよく比較してあなたに合った一台を探してみましょう。

また、地震や台風等日本では常に災害による停電で家電が使えなくなる危険性に晒されています。特に冬場や夜間は、命を繋ぐためにはもちろん、家電の暖かみや明かりは気持ちを前向きにしてくれます。アウトドア等のレジャーの際にも、緊急時の備えとしても、この機会にご家庭に準備する事を検討してみてはいかがでしょうか。

今後30年以内に起こる可能性が高いと言われている首都直下地震をはじめ、私たちは災害と隣り合わせの生活をしています。台風や地震等の大規模な災害時は停電を伴う事が多く、普段使用している家電が使えないのはもちろん、スマートフォンの充電でさえもままならなくなります。台風や地震などの緊急時にも、インバーター発電機がある事で電気の供給源となり、調理家電や空調設備を初めとした電化製品の使用が可能になります。

日本では新潟県の糸魚川と静岡県の富士川を結んだ線を境に、地域によって使用する電気の周波数が60Hzと50Hzに分かれます。対応する周波数が違う家電を使用すると、発火や故障の原因となり危険を伴う事があります。インバーター発電機は周波数の切り替えをする事ができるので、地域や種類を選ばず、電源に接続するだけでどこでも使いたい家電を使う事ができるのがすごい所です。

ここからはインバーター発電機の選び方についてポイントをお伝えしていきます。燃料や定格出力の違いによって、使い勝手や使用可能な家電や機械の種類に違いが出てくるので、用途に合わせたポイントを押さえて選ぶ事が大切です。また、使用する環境によっては持ち運びのしやすさや使用音についてもチェックしましょう。

インバーター発電機には、燃料としてガソリンを使用するタイプとガスを使用するタイプの2種類があります。使用する燃料によって使用に適した環境や、取り扱いの注意点が異なります。どれ位の時間の連続運転やパワーが必要なのか、使用する環境やシチュエーション等を考慮し、どちらの燃料を使用するタイプにするのかを決定する必要があります。

ガソリンを燃料とするインバーター発電機は、一度給油すると10時間程運転でき、出力数も大きくパワーがあるのが特徴です。このタイプのインバーター発電機は、多くの家電を長時間使用したい場合や業務用にも最適です。災害時にはガソリンが入手しにくくなる事が多い他、ガソリンは品質が劣化しやすいため長期間使用しない時は発電機からガソリンを抜く必要があるため留意しておきましょう。

ガスをインバーター発電機で燃料として使用する際には、カセットガスボンベやLPガスボンベをセットして使用します。ガソリンと比較してパワーや連続運転時間は劣りますが、カセットガスボンベは入手や保管が簡単である他、カセットコンロでの普段使いもできる事がメリットです。カセットガスボンベは使用に適した最低温度が5〜10℃ですが、LPガスボンベは-10℃程度でも使用ができるので、寒冷地での使用に向いています。

家電や機械によって消費電力が違うため、使いたい家電や機械に見合った出力がある製品を選ぶ必要があります。一般的に、出力の大きさは製品の大きさや価格に比例します。インバーター発電機を使用するシーンや使用したい家電や機械、予算等を合わせて検討しましょう。

冒頭でお伝えした様に、インバーター発電機の出力とサイズや価格は比例傾向にあるため、出力が1000W以下の製品は比較的コンパクトでリーズナブルなものが多いです。このクラスの製品でも、液晶テレビやノートパソコン、小型の電気ポット等の小型家電は使用する事ができ、使用するシチュエーションによっては高コスパです。ドライヤー等の発熱するものは、発熱する時に多くの電力を必要とするので、使用する際は後にご説明する起動電力についても確認して使用しましょう。

出力が1000W〜3000W程度のインバーター発電機はサイズや重量も大きすぎず、冷蔵庫をはじめほとんどの電化製品に対応可能であるため人気があるクラスです。特に2000W以上の出力がある製品は、1人〜2人暮らしであれば家庭用の非常電源としても使用可能です。複数の家電を同時に使用するには出力が不足する場合もあるので、注意が必要です。

3000W以上の出力があるインバーター発電機は、災害等の緊急時にも一般家庭の非常用電源として役立つ頼もしさがあります。サイズや重量が大きいので、設置場所を確保し、備え付けて使用できる環境では安心感があります。価格も高いので、保管場所が用意できるかや使用するシチュエーションを慎重に判断して選ぶ事をおすすめします。

電化製品の中には、起動する際の電力(起動電力)が通常運転時の消費電力よりも多く消費するものがあり、それが何倍かによって区分が分かれます。

・起動電力が1倍(消費電力と同じ)…小型の電気ポット、ノートパソコン等
・起動電力が1.1倍〜2倍…ミキサー、ドライヤー、扇風機等
・起動電力が2.1〜5倍…冷蔵庫、小型冷蔵庫、クーラー等

インバーター発電機を選ぶ際に、出力が消費電力を上回っていても、起動電力に届かないと接続しても使用できないので、家電の起動電力をチェックし、余裕を持った出力の製品を選びましょう。

インバーター発電機は軽いものでも20kgを超え、出力が大きいものでは70kg程度とかなりの重量になります。各メーカーでは持ち運ぶ際の負担に配慮した製品も多く発売されており、2人で運べるハンドルが付いたものや、キャリーバッグの様に運べるもの等があります。持ち運ぶ際の運びやすさもチェックして、自分にとってより使い勝手の良い一台を選びましょう。

インバーター発電機はエアコンの室外機やセミの鳴き声と同等とされる50〜70dBA程度の運転音があり、出力が大きい製品は特にその音の大きさが気になってしまう事もあります。使用するシチュエーションとして、夜間等周囲への配慮が必要な場面も多くあるでしょう。メーカーによっては運転音が小さい製品も販売されているので、特に静音性を重視したい人は候補としてチェックしましょう。

ここからはとっておきの一台を選ぶために参考にしたい、インバーター発電機を展開する主流のおすすめメーカーについてご紹介します。洗練されたボディーや静音性、性能の高さ、メーカーの実績等、メーカーそれぞれに製品の特徴があります。今回は人気のメーカーであるYAMAHA、HONDA、Denyoをご紹介します！

バイク等のエンジンでも有名なYAMAHAは、発電機においてもその技術力を発揮し人気のメーカーです。インバーター発電機は、1000W以下のものから5000Wを超える高出力なものまで、幅広い定格出力の製品を取り揃えています。出力数が大きくてもコンパクトで静音性が高いという製品の特徴があります。

インバーター発電機を展開するメーカーでYAMAHAと並んで支持が高いのがHONDAです。HONDAのインバーター発電機は世界で初めて正弦波インバータを採用し、高品質な電力の供給を可能にしています。HONDAのインバーター発電機は負荷が少ない時はエンジン回転数を調節し、連続運転時間を延ばす事ができる「エコスロットル」を搭載する等、高性能である事も特徴です。

Denyoは、エンジン発電機で国内シェアの半分以上を占める主力メーカーで、エンジン溶接機についても同じシェアを誇ります。発電機の燃料について、ガス、ガソリン、ディーゼルの他、LPガスボンベを使用できる製品を展開している事が特徴です。LPガスボンベ対応の発電機は寒冷地に暮らす人にとっては必要度が高いため、Denyoの製品は是非チェックしましょう。

ここからは人気のインバーター発電機を徹底比較し厳選した、おすすめ10選をご紹介します。人気のメーカーの製品を中心に、いざという時にも役立つ出力があり、より長く連続運転が可能な製品に着目しました。特に持ち運びしやすい製品や静音性に優れた製品も取り上げていますので、あなたにとって最適な一台がきっと見つかりますよ。

今回本記事では、業務用の他、アウトドア等のレジャーや災害時の非常用電源としても役立つインバーター発電機の選び方やおすすめ製品についてお伝えしてきました。インバーター発電機の出力によって、使用できる電化製品の数や種類が異なり、燃料によって連続稼働可能時間やメンテナンス方法も異なります。持ち運びのしやすさや運転音の大きさ等、パワー面以外での実用性も検討して、是非最適な一台を見つけて下さいね。