パッチケーブルのおすすめ人気13選を紹介｜自作も・2020年最新版

パッチケーブルとは、ギターやベースとアンプの間に繋いで、音を電気的に変化させる装置のエフェクター同士を接続する為に用いられる「短いシールドケーブル」を指します。

パッチケーブルの多くが10㎝程度となっていて、接続時にプラグが邪魔にならない様にする為「L型プラグ」を採用しているモデルも多いです。ギターとアンプを接続する長いシールドケーブル同様、サウンドを左右する重要なアイテムです！

"エフェクター"、つまり音響効果を与え、さまざまな音に変化させる機器の事ですが、ギターベースとアンプの間に繋いで用いるのが一般です。装置上面に取り付けられているスイッチを足で踏み、OM/OFFの切り換えを行い、好きなタイミングで音色を変化させます。

エフェクターを使用する主な目的は ⑴ギターソロだけ音を大きくしたい ⑵AメロとBメロで音を変えたい ⑶独特の響きで音をカッコよく聞かせたい と言ったもので、今日エレキギターのプレイには欠かせないアイテムとなっています。

良いシールドケーブルやエフェクターを揃えたとしても、パッチケーブルを重要視しないのでは、良い音を目指しても逆に悪くしてしまう可能性も出て来ます。

またプレイヤビリティにおいても重要で、パッチケーブルのプラグ形状やシールドの長さを適切にする事で、エフェクターを整理して配置する事が出来ます。

次にパッチケーブルの選び方についてお伝えして行きます。まず ⑴シールドの長さ ⑵先端のプラグの形状 の2項目に着目して選びます。

シールドの長さとプラグの形状が決まった後、より良い求める音質を手助けしてくれるケーブルを得られる様、チェックポイントを押さえながら絞り込んで行きましょう！

エフェクター同士をつなぐのに必要な長さのパッチケーブルを要する訳ですが、当然エフェクター同士の距離を決めてからケーブルの長さを決めていきます。

一般的に10㎝、15㎝、20㎝、25㎝と5㎝刻みで販売されています。シールド部分が短い程、音質的に有利で音の劣化を防いでくれます。反対にシールド部分が長い程、取り回しの良さやエフェクターを安定させるには有利です。

使い方で選ぶ場合は、シールド部分が短い物はエフェクターボードにエフェクターをかっちりと組み込む場合、整理された状態で配置が出来、シールド部分が長い物は足元にそのままエフェクターを置く場合に、安定さをもたらしてくれます。

 

プラグの形状は"S"と"L"の2種類があります。次項でお伝えする「ストレートタイプ」が一般的にS、「ライトタイプ」が一般的にLと表記されています。それぞれで詳しくご説明していきますね。

パッチケーブルの組み合わせでは①ストレート×ストレートのS/S、②ストレート×ライトアングルのS/Lがあります。このSタイプは筒の部分のハウジングである程度の長さを取る為、注意が必要な場合があります。

ストレートタイプのプラグを使用するメリットとしては、接続するエフェクター同士のジャックの位置が、上部にある場合S/Sタイプのパッチケーブルなら平行にシールドを出せる為、スッキリと収まります。

またスイッチャーなどと接続する場合も、ストレートタイプのプラグを使用する事で、見た目もきれいに整理出来ます！

パッチケーブルの組み合わせは ①ライトアングル×ライトアングルのL/L②ストレート×ライトアングルのS/L③L/Lのプラグの向きが逆になっているクランク の3種類があります。

エフェクターを接続するパットケーブルでよく使用されているのが、このライトアングルです。ライトアングル、つまりLタイプはジャックからすぐにL字型に折れている為、省スペースで接続が出来ます！

省スペースと言えば使われているプラグ、キャップ、ハウジングをシールドと同じ位の大きさに抑え、又シールド自体が細い、平らな形状と言ったプラグ部分の厚みをより小さくしているパッチケーブルもあります。

また短い距離での接続が可能な為、良い音質を確保も期待出来ます。エフェクター同士のジャックの位置を確認して、最も効果的なプラグの組み合わせをお選び下さい！

プラグの芯部に用いられている素材の特性やメリットについて、お伝えいたします。パーツの一つであるプラグの素材で実際の音や耐久性など変わって来ますので、慎重にお選びになって下さい。

亜鉛が20％以上含まれる、亜鉛と銅との合金「真鍮＝黄銅」の事を言います。適度な強度で複雑な形状でも加工し易い合金として、昔から広く利用され金管楽器などにも多用されています。

また導電性が高い事から、このプラグの様な端子に多く利用されています。

銅は音声信号の伝導をスムーズにする効果があり、プラグの多くに採用されています。そして銀に次いで電気抵抗が少なく、室温における電気伝導率が銀の94％と遜色が無く、コストが大変安いというメリットがあります。

 

プラグ部分に施されている加工についてお伝えいたします。プラグの構成内容など、詳細な情報を明記していないメーカーも多く、材質など調べるのが難しい場合がありますが、前記の素材やこれからお伝えする加工については最低限把握されておかれる事をおすすめします。

この金メッキですが、プラグの先端部のチップ部分だけに施したものや、スリーブなど全体に施したものがあります。目的は酸化を防いだり、接触部分の抵抗を下げる事で電気信号をよりスムーズに流す事が出来る様にする為です。

 

胴体部分のシールドの特性も、しっかり把握しておかなければなりません。実際にエフェクターを駆使し、上質の音で高いパフォーマンスにつなげる為に慎重にご検討下さい。

シールドは表面のシースが硬ければ、断線する可能性が減りますが、エフェクター同士を接続するパッチケーブルに関しては柔軟性のあるシースを選ぶ必然があります。

硬度が上がる程取り回しが悪くなり、パッチケーブルが反発してエフェクターが動いてしまうなどのトラブルが生じます。

またシールドは各ブランド毎に狙った音になる様、製造されています。太い又は細い繊細な音なのか、芯のある音なのか、高域に特徴のある音なのか、などの売り込みポイントを打ち出している場合、そこに着目します。

そして複数のパッチケーブルを用いる場合、異なる種類の物を同時に使うと良い特性を打ち消しあってしまう場合があるので、同じ種類の物で統一する様にしましょう。

プラグとシールドを連結させるハンダも種類が異なれば、音も違ってきます。メーカーによって表記している所としていない所があり、又あえて公表しない所などもある為、確認が難しい点でもあります。

銀の含有量が高い国産のハンダを使い所もあれば、KERTES44など有名なメーカーを使う所もあります。

ハンダを使わないパッチケーブルの場合、プラグ内部の針をシールドの芯部に挿す事で接続します。直接プラグと連結出来る為、シールドの長さを変える事も出来、エフェクターの入れ替えと言った長さの変更の必要が出てきた場合でも対応可能です！

最後にパッチケーブルのおすすめ/人気の13商品について、ご紹介してまいります。お求めのより良いサウンドを提供してしてくれる、パッチケーブルの選択の手助けになれれば幸いです。

パッチケーブルを自分で作る場合、自分が欲しい長さのパッチケーブルを手に入れられるメリットがあります。ハンダ付け作業の必要が無い「パッチケーブル自作キット」が、最近人気を高めており、殆ど手間も掛からず作成出来ます。

＜作業に必要な物＞　プラスドライバー　ニッパー

＜作業手順＞
①プラグをドライバーで分解した後、プラグにケーブルの端をしっかりと奥まで挿し込みます。
②ケーブルを挿し込んだら再びドライバーでプラグのネジを締めて固定します。　片側完成
③ケーブルを欲しい長さにニッパーで切ります。
④①,②と同じ手順で、ケーブルの反対側にもプラグを固定して完成です。

自作用のケーブルは細身であることが多く、取り回しが良いのも長所ですので、ハンダ付けの物より強度を必要としない箇所に使う分には、大変重宝します。

いかがでしたでしょうか。縁の下の力持ちとして、良い音質を提供する一アイテムであり、ライブパフォーマンス等のお供にも無くてはならない存在であるパッチケーブル。お使いになるエフェクターの種類や数、使い方などしっかりシュミレーションされた上で、使い勝手/取り回しの良い、パッチケーブルをお選びになって下さい！