精密ドライバーのおすすめ10選を紹介！【セット/電動/サイズ】

現在、私たちの身の回りにはネジを用いた物が数多くあふれています。そのネジを回すためには当然ながらドライバーという工具が必要となってきます。皆さんも簡単な機械の故障や電池の交換などでドライバーを使用したことがあるかもしれません。

しかし、ドライバーを回そうとしたらねじ山が潰れてしまって回せなくなってしまったなどといった経験はありませんか？それはほとんどの場合ねじ山の形状に対してドライバーの形状やサイズが合っていないことが原因です。

今回はそのようなことを起きにくくするための精密ドライバーの選び方について、メーカーや形状、電動が良いのか否かなどに焦点を当て、おすすめの精密ドライバーセットについても詳しくご紹介していきたいと思います。

まず始めに、一口に精密ドライバーと入っても様々な物が存在します。ドライバーの先端の形状、サイズ、電動式なのか手動式なのか、安価な物か高級な物か、などなど様々な種類が存在するのです。

使用するネジに対してドライバーのサイズが小さすぎると空回ってしまい回せず、逆に大きすぎるとねじ山が潰れてしまい、二度と回せなくなってしまうといったことが起きてしまうので使用するねじ山の形状に対して適切なドライバー選びが肝心です。

世界に出回っているネジには様々な形状があり、それに合わせドライバーにも様々な形状があります。適切な形状のドライバーでネジを回さないと、ねじ穴が潰れてしまい、ネジを回すことが出来なくなってしまいます。なので適切なドライバーの選定が必要となります。ここでは代表的なドライバーの先端形状についてご紹介します。

ネジ穴の形状が十字型のネジを回す際に使用するドライバーがプラスドライバーです。ご存じの方も多いかと思います。

一見、どのプラスドライバーも同じように見えますが、実は2種類の先端形状があります。どのように違うのかと言いますと、プラスドライバーの中心部分が少し膨らんでいるか、膨らんでいないかの違いです。中心が少し膨らんでいる物はフィリップス型ドライバー、膨らんでいない物がFrearsonドライバーと呼ばれています。

この2種類は同じプラスドライバーですが、形状が異なることから代用することが出来ません。もし、間違って使用してしまうとネジ穴が潰れてしまうことがあるため注意が必要です。また、他にもプラスドライバーには様々な形状があるためドライバーの選定には注意が必要です。

プラスねじと同じように有名なネジであるマイナスネジを回す際に用いられるのがマイナスドライバーです。ご存じの方も多いかと思います。先端部分が平たくなっていることが大きな特徴です。マイナスネジは回す際に少しコツを必要とするネジで、ねじの中心部分に力を加えながら回さないとネジは回りません。

工具の一つであるタガネと形状が似ていることから、タガネの代用品としてマイナスドライバーを使用する方もいますが、先端部分がゆがんでしまいドライバーとして使用できなくなることもあるため、タガネの代わりにマイナスドライバーを使用するのはおすすめできません。

また、マイナスドライバーは日本ではピッキング防止法の指定侵入工具にも指定されています。そのため屋外でマイナスドライバーを持ち歩いていると処罰の対象となってしまうことがあるため、正当な事由がない場合は持ち歩かないようにしましょう。

Y型ドライバーはあまり皆さんにも馴染みがないドライバーかと思います。先端の形状は名前の通りYの字のような形をしており、ネジ穴もYの字の形をしています。このドライバーを販売しているところは少なく、身の回りで目に見えて使用している物はほとんど無いため使用する機会もほとんど無いでしょう。

そんなY型のネジがどのようなところに使用されているのかと言いますと、スマートフォンやゲーム機器などといった精密機械に主に使用されています。精密機械の重要な部分、つまりは素人には触って欲しくない部分にY型のネジは使用されています。そのためY型ドライバーはほとんど出回っていないのです。

トルクスという形状はネジ穴の形状が六芒星のようなネジを回す際に用いるドライバーです。トルクスネジはドライバーとネジのかみ合いがかなり強いため、最近ではプラス型のネジに引けも劣らない程、使用されるようなっており、バイクや自転車などといった製品にも多く用いられています。また、トルクスドライバーの先端が六芒星と似た形状であることからスタードライバーやスタースクリュードライバーなどといった呼び方をされる場合もあります。

トルクスドライバーはネジとのかみ合いが強くなければならないためかなりシビアなサイズの選定を行なう必要があります。しかしその分大きな力がネジ穴に均等に加わるため、ネジ穴が潰れることはありません。購入の際にはきちんと規格を調べてから購入することをおすすめします。

次に精密ドライバーを選ぶ際に重要となってくるのがグリップです。グリップ部分の違いによって、広い用途に使用できたり、特殊な用途のために使用することが決まってきます。ここではそんなグリップの種類についていくつかご紹介します。

皆さんがホームセンターや100円ショップなどで多く目にするのがこのスタンダードグリップのドライバーです。グリップの形状や素材は様々な物がありますが、どれも使用者が使いやすいようにと設計されているので、自分の使いやすい形や滑りにくそうな素材が使用されている物を選びましょう。

このスタンダードタイプのドライバーは1つのドライバー１つにつき回せるネジはそのドライバーの形状に合うネジのみなので、購入する際には使用するネジの規格を調べてから購入することをおすすめします。

次に、スタンダードグリップと同じくらい有名な貫通ドライバーについて説明します。貫通ドライバーは一見するとスタンダードグリップと何ら違いはありません。しかし、スタンダードグリップのドライバーとは全くの別物です。どこが違うのかと言いますと、貫通ドライバーは軸の部分がグリップの先端まで貫通しているタイプのドライバーです。ネジに衝撃を与えるためのドライバーであるためこのような設計となっています。

貫通ドライバーは主に錆などが原因で固着してしまい回らないネジを回す際に使用されます。グリップエンドの部分を金槌などで叩きながら回すことによってネジの固着した部分に衝撃を与えることによって回らないネジも回せるようになります。

大抵のドライバーはネジを回す際、何度かグリップを持ち替えなければいけませんよね？しかし、ラチェットドライバーはグリップを持ち替えることなくネジを回すことが出来るドライバーなのです。どういうことなのかといいますと、ネジを締める方向に回すと軸とグリップは一体となりネジが締まり、緩める方向に回すと軸は固定されたままグリップのみが回ります。（緩める際にも同じ事が出来ます。）これを繰り返すことにより従来のドライバーよりも手早くネジを回すことが出来ます。

ドライバーの先端部分を付け替えることによって様々なネジを回すことの出来るドライバーなのがビット差し替えドライバーです。形としてはスタンダードグリップの飲ドライバーとほとんど変わらないため大抵の方は労せずとも使用できると思います。最近ではラチェットドライバーの特性を持つビット差し替えドライバーも多くのメーカーが出品しているため素人でもかなり使いやすい物が増えています。

ビット差し替えドライバーの魅力としては何本ものドライバーを持ち歩かずとも様々なネジに対応することが出来るという汎用性の高さです。何本ものドライバーが必要となる際にもビット差し替えドライバーがあれば一本で済んでしまうということがこのドライバーの大きな魅力の一つです。また、グリップの大きさも様々な物があるため自分の使いやすい物を見つけやすくなっています。

また、付け替えの出来る先端部分（ビット）はドライバー一本買うよりも遙かに安いため、お財布にも優しいコスパ最強のドライバーです

以上は全て手動式のドライバーですが、ここで紹介した物の他に電動式のドライバーがあります。回すのが難しい大型のネジを締めることも簡単にでき、力の弱い女性やお年寄りの方でも楽に扱えることができます。

電動ドライバーは先端部分をネジ穴に押し当て、スイッチを押すだけでねじを回すことが出来るのが最大の魅力です。また、ビット差し替え式ドライバーのように先端部分を付け替えることができ、様々な形や規格のネジに対応することが出来ます。

ただ、電動式であるため電気の供給がなければ動かないため、使用できる場所に限りがあるという欠点もあります。しかし最近では充電式の電動ドライバーも登場しているため、かなり使いやすくなっています。

現在、精密ドライバーには様々な種類が各メーカーから販売されています。しかし、ドライバーは安い物から高級な物まで数多く存在し、種類が多いことからどれを選べば良いか分からないという方も多いかと思います。此処ではそんな方達のためにおすすめの精密ドライバーセットを10品目紹介したいと思います。

以上がおすすめする精密ドライバーセット10品目になります。どのドライバーも精度が良いドライバーなので、電子機器の修理やDIYに挑戦してみたいという方は参考にしてみてはいかがでしょうか？

こちらで紹介した精密ドライバーセット以外にも精度の高いおすすめの精密ドライバーは数多くあるので、自分の使いやすいドライバーをみつけてみてはいかがでしょうか？

いかがでしたでしょうか？精密ドライバー選びの参考になりましたでしょうか？

日用品にネジを使用する物が数多くある現在では、ドライバーはなくてはならない存在です。ここで紹介したドライバー以外にも様々な特徴や先端形状を持ったドライバーは数多く存在します。興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか？

最後に一つだけ。素人の触っては行けない場所には特殊なネジが使用されています。そのようなネジを外すことは危険を伴う場合もあるため絶対に止めてください。また、危険が無くても直すことが不可能となってしまうこともあり得るため、自分では手に負えないと思ったらすぐにメーカーに連絡を取り修理をしてもらいましょう。