10才までに子供に読ませたい図書20選【名作/英才教育】

小学５年生の詠子のおばあちゃんのお仕事は、町の小さな雑貨屋さん。…と思いきや、本業は、「言葉を口にする勇気」と「言葉を口にしない勇気」を提供するお店、言葉屋でした。

言葉屋の成り立ちと使命を知ることとなった詠子は、その夏、言珠職人の見習いとして、おばあちゃんの工房に入門します。朝日学生新聞社児童文学賞第５回受賞作です。詠子の成長を感じることができる一冊です。

いじめ、虐待に悩んでいる子供に読んでもらいたい本です。法律はみんなを守るためにあります。知っていれば大人に悩みを伝えて解決してもらうのに役立ちます。子供を強くする法律の本です。

小学生でも読めるように漢字にはすべてルビをふり、法律のむずかしい用語もできるだけわかりやすくして、イラスト付きで解説しています。 大人でも知らないことがたくさんある法律の世界、ぜひ子どもと一緒に読んで、社会のルールについて話し合ってみてください。 

「あいにく」「しゃにむに」「立て直す」……小学生には少し難しく感じられる語彙を中心に、ことわざ・慣用句・四字熟語・故事成語・カタカナの言葉・敬語などを、マンガと例文で楽しく覚えます。クロスワードや線結びなどの「言葉クイズ」で、学習度のチェックもできます。

エルマー少年とりゅうの子の冒険物語3部作です。ユーモアたっぷりのお話は、読むものの心を空想の世界に羽ばたかせながら、物語のリアリティーに引き込みます。幼年童話の最高峰として読みつがれているロングセラーです。

天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持ち、それゆえ時に冷酷なまでに他者を切り捨てる巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、彼とバッテリーを組むことを熱望し、物語が始まります。巧の心情の変化や、成長をみれる作品です。

『バッテリー』は、あさのあつこによる日本の児童文学作品で、単行本全6巻が教育画劇から、文庫本全6巻が角川文庫から刊行され、延べ1000万部を超えるベストセラー小説です。1997年には第35回野間児童文芸賞を受賞しています。


 

イタチと戦う島ネズミを助けに、ガンバと15ひきの仲間は、船で夢見が島に向いました。しかし、白毛のノロイが率いる獰猛なイタチの群れに追いつめられ、海岸の岩山で最後の決戦の時をむかえます。ガンバたちは知恵と力のかぎりをつくして戦います。

 

「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」小林先生のこの言葉は、トットちゃんの心の中に、大いなる自信を与えてくれました。トモエ学園の、子どもたちの心を掴んだユニークな教育の実際と、そこに学ぶ子どもたちの姿を描いた感動の名作「窓ぎわのトットちゃん」を子どもたち自身に送ります。

すべての魔法使いのあこがれ、史上最大の魔術師マーリン。でも、幼いころは、弱虫のいじめられっ子でした。謎にみちたマーリンの少年時代の秘密をあばく本格冒険ファンタジーです。とても読みやすくておすすめです。

盲導犬の訓練を受けても、すべての犬が盲導犬になれるわけではありません。では、盲導犬になれなかった“不合格犬”たちは「ダメな犬」なのでしょうか？“不合格犬”たちは、怖がりだったり、すぐにはしゃいでしまう性格だったり、ネコが好きで寄っていってしまったり……。

そんなたまたま、盲導犬には向かなかっただけの犬たち“不合格犬”たちは、その後、どうなるのでしょうか？第52回産経児童文化賞を受賞した、感動のノンフィクション作品が青い鳥文庫に登場しました。

小学生のうちに知っておきたい54の重要事項を厳選しています。これだけ知っていれば、ニュースの話題がおもしろいほどよくわかります。 複雑な事柄も小学生向けにわかりやすく解説していて、読みやすいです。

本文に出てくる言葉で、さらに深く理解しておきたい事柄を選び、詳しく解説しています。また、本文の理解を助ける図解や表・グラフも満載です。たんなる知識だけでなく、さらに深く考える力を養います。

マチルダは天才少女です。三歳になる前に字が読めるようになり、四歳で、有名な文学作品も読みこなします。ところが両親ときたら、そんな娘を「かさぶた」扱いです。「物知らず」だの「ばか」だのと、どなりちらしてばかりです。

学校にあがると、そこには巨大な女校長がいて、生徒をぎゅうぎゅう痛めつけています。横暴で高圧的な大人たちに頭脳で立ち向かうマチルダの、痛快仕返し物語となっています。

チャーリーが住んでいる町には、チョコレート工場があります。世界一広大で、世界一有名なワンカの工場です。働く人たちの姿をだれも見たことがない、ナゾの工場！そこへ、五人の子供たちが招待されることになりました。

招待状の入ったチョコレートは、世界にたったの五枚。大騒ぎになったけれど、チャーリーには望みがありません。貧しいチャーリーがチョコレートを口にするのは、一年に一度、誕生日に、一枚だけなのです。そんなチャーリーと不思議なチョコレート工場の物語です。

両親を亡くして孤児となったピッピ。力持ちで、お金がたくさんあって、学校にも行かずに自由な生活を送ります。子どもの理想ともいうべき暮らしはとても幸せそうです。物語の世界で存分に心を遊ばせるのにお薦めの一冊です。

6年生のおっこは交通事故で両親をなくし、祖母の経営する旅館“春の屋”に引きとられます。そこに住みつくユーレイ少年・ウリ坊や、転校先の同級生でライバル旅館のあととり娘の真月らと知り合いひょんなことから春の屋の“若おかみ”修業を始めることになります。
 

チョコこと黒鳥千代子は、３級黒魔女さんです。一人前の黒魔女になれたら魔力を捨てて、ふつうの女の子として、まったり生きるのが夢です。小学校では最高学年になったのに、居候の黒魔女インストラクター、ギュービッドは、容赦ありません。

朝練、夜練、学校だって黒魔法の練習の場所になってしまいます。ふつうの女の子めざしてがんばる物語です。様々なキャラクターが登場し、続きが気になる、読みやすいシリーズです。

おばあさんの大切なコーヒーひきが、大どろぼうホッツェンプロッツに盗まれてしまいました。大魔法使いツワッケルマンや妖精も登場して、少年カスパールとゼッペルの大活躍がはじまります。ロングセラーシリーズの文庫版です。

エルフィーとぼくは、いっしょに大きくなり、年月がたって、ぼくの背がのびる一方で、愛するエルフィーはふとって動作もにぶくなっていきました。ある朝、目がさめると、エルフィーが死んでいて、深い悲しみにくれながらも、ぼくには、ひとつ、なぐさめが、ありました。

動物と一緒に生きるということを
改めて考えさせられる一冊です。犬のエルフィーと男の子の物語となっています。愛する者との死別がテーマの作品です。命について、深く考えることができ、おすすめです。
 

世界で尊敬される医学者として、人類のために尽くした、かの有名な野口英世の物語です。その生涯は、細菌とたたかう、ひたむきな努力のつみかさねでした。そんな野口英世の生涯を紹介した伝記です。シリーズも多いため、歴史好きなお子さんにおすすめです。

多くの伝記では「英雄」「成功者」として紹介されている、いわゆる偉人たちですが、彼らは、ずっと成功し続けてきたわけではありません。今に名を残すすごい人も、たくさん失敗をしてきました。偉人たちの失敗をおもしろおかしく紹介しています。

「失敗しないと人生損だよ！」くらいの気持ちでどんどん新しいことにチャレンジしてほしい、そんな想いのこもった本です。新しいことにチャレンジしたり、苦手なことにチャレンジするときに前向きになることができる「勇気の書」となっています。

猫と人間、それぞれの愛と友情の物語です。ひょんなことから、長距離トラックで東京にきてしまった、黒猫ルドルフ。土地のボス猫と出会い、このイッパイアッテナとの愉快なノラ猫生活が始まります。 青少年読書感想文全国コンクール課題図書/第27回講談社児童文学新人賞受賞作です。